Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、渋谷TOEI跡地に6月16日オープン “影”を意識した空間、ドゥ マゴのスタンドカフェ、NADiffの本コーナーも展開
2023年6月14日 18:00

「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」の6月16日のオープンを前に、14日内覧会が行われた。
渋谷の複合文化施設「Bunkamura」は、オーチャードホールを除く施設が2027年度(時期未定)まで休館中だが、ミニシアター「ル・シネマ」は、昨年12月に閉館した渋谷東映プラザ内「渋谷TOEI」跡地に場所を移し「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として営業を継続する。

同館は渋谷東映プラザの7F、9Fに位置し、2スクリーン(7F:DCP・2K/4K、35ミリ、ブルーレイ上映、268席+車いすスペース、スクリーンサイス9.94メートル×4.7メートル、9F:DCP・2K/4K、35ミリ、ブルーレイ上映、187席+車いすスペース、スクリーンサイス8.7メートル×4.6メートル)で展開する。

編成担当の中村由紀子氏は、「宮益坂下の交差点を行き来する人波が一日中絶えることなく劇場の窓から見え、道行く人たちが仕事帰りにもふらりと立ち寄れる映画館になったら素敵だなと思っています。パンデミックもようやく収まり始めたので、これまでル・シネマを支えてくださったお客様にも魅力的な渋谷宮下となるよう、そしてミニシアターを体験したことのない若い世代にも、新たなスタイルと独自のメッセージを発信できるよう、世界目線を携えながら一度邁進して参ります」と思い入れを語る。

シアター内の内装と意匠にはあえて手を加えず、「影」をテーマに映画の魅力である光と影を意識した空間設計が施されている。建築家の中山英之氏は、「レッドカーペットではなく、映画という光の芸術を最も際立たせる“影色”のカーペットを用意し、映画を愛し、映画館に集うお客さまが主役となる場に」とその意図を説明した。

こけら落としとして、6月16日より2001年の「Bunkamura ル・シネマ」の大ヒット作、ウォン・カーウァイ監督作「花様年華」などに出演したマギー・チャンの回顧上映「マギー・チャン レトロスペクティブ」と、ミュージカル映画特集「ミュージカルが好きだから」を開催する。7月からの新作として、Bunkamura初配給作品で、同性愛が禁じられていた第2次大戦後のドイツの刑務所を舞台に「愛する自由」を求めて闘い続けた男を描く「大いなる自由」、第79回ベネチア映画祭銀獅子賞、新人監督賞受賞作で、実話を基にした衝撃の法廷劇「サントメール ある被告」が公開される。

また、「Bunkamura」で長年親しまれた「ドゥ マゴ パリ」のスタンドカフェ「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」も併設され、劇場内持ち込み可能なドリンクやスイーツ類が販売されるほか、アートショップNADiffによるキュレーションのブックストア「Librairie」コーナーも展開される。

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