ビートルズ“最後のレコード”、ジョン・レノンの声はAIで復元
2023年6月14日 15:00

歌手のポール・マッカートニーが、"ビートルズ最後のレコード "を作るために、故ジョン・レノンさんの歌声を人工知能技術(AI)により“抽出”していることを明かした。
英BBCのインタビューで、マッカートニーは楽曲が今年中にリリースされると語った。
米Deadlineによれば、多くのファンが1978年のレノンの曲「ナウ・アンド・ゼン」と推測しているとのこと。この曲は、1995年のビートルズ・アンソロジー・プロジェクトで使用するために、マッカートニーたちがオノ・ヨーコから受け取ったデモテープに収められていた4曲のうちの1曲だ。95年当時は、リンゴ・スターが同曲のバックトラックを録音したが、レノンさんの声の音質が悪かったため、お蔵入りとなっていた。
マッカートニーは、ピーター・ジャクソン監督によるドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ Get Back」や、古いボーカルや楽器のトラックをクリーンアップするために利用されたAI技術を目の当たりにしたことをきっかけに、未発表のレノンの楽曲についに取り組むことを決意したと告白。マッカートニーは最近のツアーで、AIにより再現されたレノンの歌声とデュエットしたこともある。
ちなみに、AI技術についてマッカートニーは、「『ジョンが私の曲を歌っているトラックがある』と言われることがあるが、それはまさにAIなんだ。未来の技術だから、ちょっと怖いけど、ワクワクする。それがどこにつながっていくのか、見ていくしかないね」と語っている。

「ザ・ビートルズ: Get Back」
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