「恐怖の日」に不気味な音声データを入手 キャスト・物語がベールに包まれた「ミンナのウタ」
2023年6月6日 18:00
清水崇監督の最新作「ミンナのウタ」から、6月6日が「恐怖の日」(キリスト教で「666」は悪魔につながる不吉な数字とされている)であることにちなみ、劇中のラジオ番組に届いた不気味な電話の録音データが披露された。
本作は、あるカセットテープから流れる“メロディ”を聞くことから始まる物語だ。キーパーソンとなるのは、“命が消える音”を集めているという謎の女子中学生・さな。その音を一度聞いてしまった者は、メロディに取り憑かれ、自らも口ずさんでしまう。
公開された音声データは、あるアーティストグループのメンバーがメインパーソナリティを務める人気ラジオ番組の放送中に「不気味な電話がかかってきた」と、ラジオ局の担当スタッフから提供された……というもの。「2023年3月2日」と記載されたデータは約1分で、開始数秒は不穏なノイズのみが流れ、声は全く聞こえない。しばらくすると、「カセットテープ、届き……ま……した……?」 という、途切れ途切れだがはっきりとした少女の声が聞こえてくる。どうやら番組宛てにカセットテープを送ったようで、きちんと届いたか、確認の電話をしてきたようだ。
このカセットテープには、あるメロディが収録されている。偶然かもしれないが、この電話を受け、テープのなかのメロディを聞いたあるメンバーが、最近様子がおかしいのだという。先日SNSでも話題となった、さなに飛びつかれる恐怖映像の男性もまた、同じグループのメンバー。ひとり、またひとりと、不可解な現象に巻き込まれていく展開が垣間見える。約1週間後、謎の中学生・さなのターゲットとなっているアーティストグループや、物語の全ぼうが明かされるそうで、続報に期待が高まる。
なお現在、さなのInstagramアカウント(@sana_minnanouta)が公開中。投稿数は140を超え、400人を超えるフォロワーが、彼女の動向を見守っている。「タくさんタくさん」という言葉とともに投稿された、階段が永遠に下に続く映像や、猫や音楽室の写真など、何を意図して投稿しているのかは不明。物語に関するヒントがちりばめられているかもしれず、その投稿にも注目だ。
「ミンナのウタ」は、8月11日から公開。