川口春奈、中村倫也と13年ぶりに共演! 「ハヤブサ消防団」で池井戸潤作品に初参加
2023年5月26日 05:00

川口春奈が、中村倫也主演で、池井戸潤氏の小説をドラマ化する「ハヤブサ消防団」に出演することがわかった。川口は本作で、池井戸作品に初参加し、中村とはドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」(2010年)以来13年ぶりの共演を果たす。
本作は、山間の小さな集落が舞台のホラーミステリー。物語は、スランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村)が亡き父の故郷・ハヤブサ地区に移住するところから始まる。都会のストレスから解放され、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずが、地元の消防団に加入したことを機に、連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々と遭遇。真相を追うなかで、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に巻き込まれていく。田舎町という“小さな異世界”で、ホラーテイスト漂う予測不能なストーリーが展開する。
川口が演じるのは、太郎より少し前に、東京からハヤブサ地区に移り住んだ美貌の映像ディレクター・立木彩。現在は映像系の専門学校の講師を務めるかたわら、ハヤブサ地区をPRする町おこしドラマ企画を立ち上げ、活動している。その脚本執筆を依頼したことから、太郎と急接近。しかし、彼女は集落の闇につながる、誰にも言えない衝撃の過去を抱えていた。太郎の心、そしてストーリーを静かにかき乱していく、“疑惑のヒロイン”という役どころだ。
映画「極主夫道 ザ・シネマ」でコメディエンヌぶりを発揮し、主演ドラマ「silent」が社会現象級の大ヒットとなった川口。長崎・五島育ちの川口は、「私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、『こういうこと、あるある!』と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます」と、スリリングな物語を紹介する。
主演の中村とは、自身が15歳のときに出演した「ヤンキー君とメガネちゃん」以来、13年ぶりに共演。「中村さんは掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ、素晴らしい役者さん。今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです」と、久々の再会を喜ぶ。中村もまた、「川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね」と、期待を寄せた。
「ハヤブサ消防団」はテレビ朝日系で7月から、毎週木曜午後9時に放送される。川口と中村のコメント(全文)、第1話のあらすじは、以下の通り。
――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
池井戸先生の作品に初めて出演させていただくことになり、とてもうれしく思っています。
この「ハヤブサ消防団」は、不気味なムードが漂うミステリー要素の強い作品。私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、「こういうこと、あるある!」と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます。また、幼いころ、父が仕事のかたわら消防団として活動していた記憶もあって、そういうところでも作品に親しみを感じています。脚本を読んでいるだけで面白いので、映像としてどんな世界観を描き出していけるのか、楽しみにしています。
私が演じる彩は、謎のベールに包まれたミステリアスな女性で、物語の鍵を握るキーパーソンでもあります。回を追うごとに彩自身の過去も描かれていきますが、なぜ彼女がハヤブサに来たのか、パーソナルな部分が明かされていく過程を私自身、すごく興味深く見つめています。中村倫也さん演じる太郎をはじめ、ハヤブサの人々と彩がどんな関係性を築いていくのかも楽しみにしています。
以前、共演させていただいたとき、私はまだ15歳でした。学園ドラマだったので現場はわちゃわちゃしていましたが、中村さんはちょっと年上のお兄さんで、当時から「大人の俳優さんだなぁ」という印象を持っていました。掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです。
田舎町で生まれ育った私にとって、自然あふれる山里はホッとひと息つける世界。緑豊かな場所での撮影に今、すごくワクワクしています! 中村さんと一緒に、楽しみながらいい作品を作っていけたら……。田舎特有の風景の中で起きる不穏な事件の真相はもちろん、謎を追ううち、太郎と彩の関係がどうなっていくのか、ぜひ注目してご覧ください!
川口さんとは彼女が15歳のときにご一緒して以来、13年ぶりの共演です。いまや押しも押されもせぬ女優さんとして多方面で大活躍されているので、今回、久々にご一緒できるのを楽しみにしています。
川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね。
僕が演じる三馬太郎は、騒動に巻き込まれることで能動的な人間へと変わっていくキャラクター。川口さん演じる彩をはじめ、太郎のまわりの人々がそれぞれ好き勝手に動けば動くほど、面白い作品になると考えています。みなさんの濃密なお芝居を受け止めるのを楽しみにしています!
崖っぷちのミステリー作家・太郎は、5年前に明智小五郎賞を受賞し、会社を辞めて作家業に専念していた。しかし、その後は新作を出すたびに初版の部数を削られ、ネットの評価も散々。自信を失い、筆の進まない日々が続いていた。
そんなある日、太郎は山間の集落・ハヤブサ地区を訪れる。目的は、亡き父から相続し、放置していた一軒家の様子を確認することだったが、ハヤブサの豊かな自然に心をつかまれ、この地に移住することを決意する。新生活を初めて間もなく、太郎は地域の飲み会に参加し、そこで知り合った男たちに消防団への入団を勧められる。運動部に入ったこともなく非力な太郎は、自分には全く似合わないからと、一旦は入団を断る。
ところがその直後、ハヤブサ地区の一軒で火災が発生。消防団の必死の鎮火活動を目の当たりにした太郎は、自分も新たな居場所であるハヤブサを守りたいという思いに駆られ、消防団への参加を決意する。団員たちによると、ハヤブサ地区では今年に入って不審火が続いており、今回の火災で3件目。メンバーは、連続放火事件を疑っているという。さらに、住民のひとりが行方不明になるという事件も発生する。そんななか、太郎は父の墓参りの際に墓地で見かけた女性・立木彩と、ハヤブサ地区唯一の居酒屋で再会。太郎は、ミステリアスな彼女のことが気になり始める。
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