「乃木坂46」与田祐希が暴走族を一喝! 品川ヒロシ監督作「OUT」ヒロイン役に決定
2023年5月22日 06:00
原作は、累計発行部数650万部を突破した「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で連載中の人気ヤンキー漫画。品川が自身の青春時代を綴り、自らの手で実写映画化したベストセラー小説「ドロップ」の後日談で、品川の中学からの友人である井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語となっている。映画では、倉悠貴が主人公の井口達也役を演じ、暴走族「斬人(キリヒト)」の総長・丹沢敦司役で醍醐虎汰朗、副総長の安倍要役で水上恒司が出演する。
暴走族「東京狛江愚連隊」特攻隊長として暴れまくり、かつては「狛江の狂犬」と恐れられた伝説の超不良・井口達也が少年院から出所した。達也は、地元から遠く離れた西千葉の叔父叔母に引き取られ、更生を目標に焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始める。しかし出所初日に、暴走族「斬人」副総長の安倍要とタイマンで喧嘩をしてしまう。少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意し、2人は交流を深めていく。
「乃木坂46」の中心メンバーとして活動し、ドラマ「日本沈没 希望のひと」「量産型リコ」などで女優としても才能を発揮する与田が演じるのは、ヒロイン・皆川千紘役。四大暴走族の抗争事件“狂命戦争”で命を落とした「斬人」5代目総長・皆川状介の妹で、ボウリング場“アイビーボウル”で働いている。揉め事を止めるためなら暴走族でも一喝し、超不良の達也を平手打ちしたり、暴走族総長の敦司に説教したりするほど肝が座った女性だ。
品川監督は、「千紘は、存在感が大事だと思いました。暴走族の喧嘩のど真ん中に入っていっても負けないオーラを持つ与田祐希の光。それがキャスティングの決め手です」と明かす。「千紘は、芯が強く口の悪いヒロイン。どちらかと言うと穏やかな雰囲気の与田さんが暴走族相手に喧嘩腰のセリフが言えるのか?と思いましたが、堂々と渡り合っていました。達也をなじるシーンはなかなか見られない与田祐希が見られます」と太鼓判を押す。
与田は「暴力的でバカだけどなぜか憎めないキャラクター達がどんどん愛おしくなっていく感覚に陥ってしまいました。男性はもちろんですが、女性目線で観てもきっと楽しめる作品だと思います」とコメント。「仲間のために命懸けで戦う姿はかっこいいけれど、千紘としては命の重みを伝えたいです。見た目でいうと、人生で一番髪色を明るくしました! 撮影期間中は乃木坂のメンバーやスタッフさんにヤンキーだ!といじられつつも、新鮮でしたし、心なしかこの期間は千紘みたいに強くいられた気がします」と撮影を振り返った。
「OUT」は11月に全国劇場公開。与田と品川監督のコメント全文は以下の通り。
強そうな男性キャストが多い中、ヒロインとしての役割を果たせるか不安はありましたが、とても有難い経験だなと思いました。全力で向き合って、ぶつかっていきたいなと思いました。
自分の知らない世界だったので不安と楽しみな気持ちでいっぱいでした。ヤンキーは正直怖いと思っていたけど、千紘としては怯えるわけにはいかないのでYouTubeでヤンキー動画を見て、ヤンキー慣れして現場に行きました!
見た目でいうと、人生で一番髪色を明るくしました! 撮影期間中は乃木坂のメンバーやスタッフさんにヤンキーだ!といじられつつも、新鮮でしたし、心なしかこの期間は千紘みたいに強くいられた気がします!
撮影の合間にもたくさんお話しさせていただけて嬉しかったし、楽しかったです! 今では私にとって東京のお父さんのような存在になりました! 今回ご一緒できてとても光栄でした!
アクションシーンの撮影や特殊メイクを近くで見て、衝撃を受けました。とても迫力があったので映像として観れるのが楽しみだなぁと思いました! 自分のシーンではビンタに苦戦しました。
倉さんはまじめで柔らかい方だけど達也を演じられている時はいい意味でただのヤンキーで、すごい方だなぁと思いました。主演ということもあり、いつも倉さんが現場を包み込んでくださっていました!
醍醐さんは丹沢と同じように現場のムードメーカーでした!
水上さんは同郷の先輩として背中を押してくれる存在でした! ヒゲ面デカ男というワードが個人的に大好きです!
仲間のために命懸けで戦う姿はかっこいいけれど、千紘としては命の重みを伝えたいです。
個人的には、暴力的でバカだけどなぜか憎めないキャラクター達がどんどん愛おしくなっていく感覚に陥ってしまいました。
男性はもちろんですが、女性目線で観てもきっと楽しめる作品だと思います!グッと来たり、クスッとしたり、ドキッとしたり、いろんな瞬間を感じていただけたらと思います!
千紘は、存在感が大事だと思いました。暴走族の喧嘩のど真ん中に入っていっても負けないオーラを持つ与田祐希の光。それがキャスティングの決め手です。
千紘は、芯が強く口の悪いヒロイン。どちらかと言うと穏やかな雰囲気の与田さんが暴走族相手に喧嘩腰のセリフが言えるのか?とも思いましたが、堂々と渡り合っていました。達也をなじるシーンはなかなか見られない与田祐希が見られます。
撮影の時の与田さんはとにかく明るくて気さくでちょっと天然で、めちゃくちゃ可愛い。まさにヒロイン。アルミホイルにさつまいもを包んで持ってきて『焼いて食べようと思って』と言っていたのには爆笑しました。
ガッツリとした恋愛のシーンはないけれど、それでもやっぱりヒロインの千紘と達也の距離が近づいていくのには、ちょっと胸がぽかぽかします。
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