寛一郎&池松壮亮の熱演を支えた“ウンチマイスター”とは? 「せかいのおきく」特別映像
2023年5月1日 16:00

江戸時代末期を舞台にした時代劇「せかいのおきく」(公開中)の特別映像が披露された。主人公・おきく(黒木華)が恋する相手・中次(寛一郎)とその兄貴分・矢亮(池松壮亮)の職業を紹介している。
阪本順治監督がメガホンをとった本作は、厳しい現実にくじけそうになりながら、心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、墨絵のように美しいモノクロ映像で描き出す。
「ウ○チなふたり」編と題された特別映像は、中次と矢亮の職業「汚穢屋(おわいや)」について紹介している。汚穢屋は、江戸の人々の排泄物を買い取り、郊外の農家に肥料として売る仕事で「下肥買い」とも呼ばれている。
映像では、矢亮が柄杓でウンチを掬いながらぼやくシーンをはじめ、偶然出会った中次と矢亮がタッグを組んで汚穢屋の仕事に取り組む姿、行く先々で辛い仕打ちを受けながらも、2人で苦難を乗り越え、絆を強くしていくさまが描かれている。
美術監督でプロデューサーの原田満生によると、撮影現場には「ウンチマイスター」と呼ばれる美術スタッフがいたそうで、段ボールや入浴剤、麩などの材料を使い分け、シーンごと最高のウンチを作ることにこだわっていたという。
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