吉永小百合&大泉洋が魅せる“親子の絆” 山田洋次監督作「こんにちは、母さん」特報公開
2023年4月27日 09:00
山田監督の90本目の監督作となる「こんにちは、母さん」は、現代を生きる家族や親子の形、思いが心情豊かに描かれる物語。日本を代表する劇作家で、演出家としても数々の名優と舞台を作ってきた永井愛の同名戯曲を映画化する。吉永と大泉のほか、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、田中泯が共演している。
大会社の人事部長として日々、神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)。彼は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れる。「こんにちは、母さん」。しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい……。割烹着を着ていたはずの母が、艶やかなファッションに身を包み、生き生きと生活し、どうやら恋愛もしているようだ。久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされていく。
特報は、母・福江と息子・昭夫が織りなす“親子の絆”にじんわり心が温まる内容だ。夜空に打ち上がる大きな花火とともに映し出されるのは、息子・昭夫に 「お前はここの2階で生まれたんだよ。お前はその花火と一緒に生まれたの」とイキイキとした様子で話す母・福江の姿。昭夫を産んだ日のことをまるで昨日のことのように思い出しながら、キラキラとした表情で昭夫に語りかける福江の微笑ましい姿が印象的だ。
「頼むよ、母さん」(昭夫)、「しょうがない、母さんの出番だね」(福江)という親子の掛け合いも収められており、そんな温かな光景からは“親子の絆”を感じさせる。最後には夕陽を照らす隅田川の美しい風景が映し出され、映像は締めくくられている。 「全国のお母さん、あなたの出番です」というメッセージの通り、福江と同世代の人々の背中を押すような、優しくも力強い“エール”が込められた映像に仕上がっている。
親子役を演じる吉永と大泉は、本作が初共演。完成報告会見では、吉永は役作りのために大泉から幼少期の写真を借りたというエピソードを披露していた。そんな吉永について「僕との役を作ろうとしてくださっていることを知れたので、より母親のように感じられました」と振り返る大泉は、撮影についても「『こんなに楽しい現場でいいのか?』と思うほど楽しくて、小百合さんと過ごした時間は素敵でした」と回顧し、思い入れ深い共演となった様子を明かしていた。
「こんにちは、母さん」は、9月1日から全国公開。
(C)2023「こんにちは、母さん」製作委員会
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