紀里谷和明監督、最新作にして最後の作品「世界の終わりから」公開!主演・伊東蒼に何度も何度も「ありがとう」
2023年4月7日 17:30

「CASSHERN」「GOEMON」などを手掛けた紀里谷和明監督が“最後の作品”と位置づけた映画「世界の終わりから」の公開初日舞台挨拶が4月7日、東京・新宿バルト9にて開催され、紀里谷監督と主演を務めた伊東蒼が登壇。紀里谷監督は伊東に何度も「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていた。
本作は、事故で両親を失い、生きる希望を失ってしまった高校生のハナが、突如世界を救うという使命を受け、奔走する姿を描いた物語。
全国40館からスタートした映画「世界の終わりから」。ハナを演じた伊東はステージ中央に立つと「先日の公開前の舞台挨拶で、どんな感想をいただけるのか想像できなくて不安ですと話をしたのですが、試写会があり、そこでいろいろな感想をいただき、作品がどのように受け取ってもらったのか知ることができました。しっかり届けたいと思ったことが届いていると安心してこの日を迎えることができました」と笑顔を見せる。

届いた声について伊東は「ハナは大変なことやしんどいことがたくさんある女の子なのですが、映画を観た友達から『ハナちゃんよく頑張ったね』と言ってくれたんです」とエピソードを披露すると「それを聞いたとき、撮影で私が頑張ったことを少し認めてもらえたような気がして、すごく嬉しかった。同じように映画のキャラクターの頑張る姿が、皆さんに届いていたら嬉しい」と思いを語る。
さらに伊東は「この作品を通して、感じていただけたらなと思っていることはすごく身近なことなんです」と語り出すと「誰もひとりぼっちじゃない。周りの人に少し気持ちを向けるだけで、さみしさや孤独を埋めたりカバーしたりすることができるんだということを、皆さんに感じていただければ」とメッセージを送る。

真摯に話す伊東に温かいまなざしを向けていた紀里谷監督は「本当に小規模なところからスタートします。でも広がってくれれば」と思いを述べると「僕が伝えたいことは蒼ちゃんがすべて言ってくれました。映画は監督のものという人がいますが、僕は俳優さんのものでもあると思う。特に今回はほぼ全シーンで(伊東が)出ている。苦しいこと、悲しいことを内面から表現するのは、本当にとても大変だったと思う。しかも過去に行ったり、未来に行ったりするなか、きちんと気持ちをつなげてくれました。本当に感服していますし、感謝しています」と伊東に向かって深々と頭を下げる。
その後も紀里谷監督はキャスト、スタッフへの感謝を口にすると、伊東に対しても何度も何度も「ありがとう」と思いを伝えていた。
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