黒木華が100年後に残したいものは? 佐藤浩市は寛一郎との親子横並びに照れ
2023年4月6日 10:30

映画「せかいのおきく」の完成披露試写会が4月5日、都内で行われ、主演の黒木華をはじめ、共演の寛一郎、池松壮亮、佐藤浩市、企画・プロデューサー・美術監督の原田満生、メガホンをとった阪本順治監督が登壇した。

本作は、日本の映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、さまざまな時代の「良い日」に生きる人間の物語を映画で伝えていく「YOIHI PROJECT」の作品。江戸時代末期を舞台に、声を失った武家の娘・おきく(黒木)と雨宿りで出会った中次(寛一郎)、下肥買いの矢亮(池松)の青春を描く。
着物姿で登壇した黒木は、声を失うという役柄に「江戸時代には手話がないのですが、しゃべれないということだったので、初めての経験でした。どういう風にすれば気持ちを伝えられるだろうとすごく考えた作品だったので、自分の中では新しかった。時代劇だけれど、挑戦したことのない役でした」と振り返る。

息子・寛一郎の隣に並んだ佐藤は「この並びは嫌だなと。こういう並びは恥ずかしいんです。監督、場所を変わってもらえません?」と反対側にいた阪本監督に近寄り、笑いを誘った。

また、映画のテーマに絡めて、「100年後に残したいもの」をそれぞれ発表することに。黒木は「映画、舞台」と答え、「残っているとは思うんですけれど、今ロボットがお芝居をしていたり、AIが作った作品が上映されているのを考えると、役者をやっている身としては残っていてほしい」と語る。池松は「平和」、佐藤は「劇場」と回答し、「DNA」と書いたフリップを掲げた寛一郎は「横に父がいるのであれですけれど。この忌々しい、ふざけた佐藤家のDNAを100年後も残してほしいということで。僕も頑張ります」と意気込むと、佐藤は笑いながら「こらっ」と返し、場内は笑いに包まれた。

最後に、原田は「一人でも多くの方に見ていただいて、オンリーワンの評価をいただきたい。若いクリエイターたちに自由にもの作りができるんだと広まってほしい」、阪本監督は完成までの道のりを振り返り「コロナの時期を乗り越えた3年間だったので、皆さんに見ていただけて結構感動しています」と感慨深げに語っていた。
「せかいのおきく」は4月28日から公開。
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