カンヌ映画祭で「観客が最も泣いた映画」との海外評 無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生「CLOSE クロース」特報
2023年4月6日 18:00

第75回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作で、「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と評された「CLOSE クロース」の公開日が7月14日に決定、特報が披露された。
カンヌ受賞のほか、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした本作は、前作「Girl ガール」で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン監督の長編第2作。
学校という社会の縮図に直面した10代前半に自身が抱いた葛藤や不安な想いを綴る思春期への旅の始まりを瑞々しく繊細に描く。主人公・レオと幼馴染のレミを演じるのは、本作で俳優デビューとなるエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエル。10代特有の揺れ動く心情を表現したふたりに賛辞が贈られている。
田園を舞台に無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生を描いたこの物語は、既に世界各国で上映され、海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュ(2022.5.31時点)と高い満足度を記録。「感情を揺さぶるあまりの強さに打ちのめされた」(Screen)、「涙なしでは見れない傑作」(Los Angeles Times)と多くの映画人や観客を魅了している。さらに、映画ファンから絶大な支持を得る気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも話題となった。
特報では、「レミの家に泊まる」と、24時間ともに過ごす大親友のいつも繰り返されているような会話と、美しい風景の中を笑顔で駆けるふたりの姿。当たり前のように一緒で、それがずっと続くと誰もが思っていたが…「永遠を壊したのは、僕」と不可解な言葉で締めくくられる。
(C)Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
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