“エア ジョーダン”誕生までの実話を描く マイケル・ジョーダンが監督に求めたことは?
2023年3月25日 12:00

伝説のナイキシューズ“エア ジョーダン”の誕生までの実話を描く「AIR エア」が、米・テキサス州オースティンで行われた「サウス・バイ・サウスウエスト映画祭」(SXSW/3月10日~19日)のクロージング作品として上映された。上映後はスタンディング・オベーションが起こり、絶賛の声が続出。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュ(3月23日現在)を獲得している。

1984年のナイキ本社。経営難で売り上げが落ちている中、ソニー・バッカロ(マット・デイモン)は、CEOであるフィル・ナイト(ベン・アフレック)からバスケットボール部門を立て直すよう言い渡される。しかし、コンバースとアディダスが83%を占めるバスケットシューズ界で、ナイキの前に立ちはだかる壁は高かった。
同作のイベントも開催され、監督のベン・アフレックをはじめ、共にプロデューサーを務め、主演でもあるマット・デイモンやジェイソン・ベイトマン、クリス・タッカー、ビオラ・デイビスらが集結した。

デイモンは、親友で長年のパートナーであるアフレックと製作した本作について、「脚本を読んだ瞬間から、映画の最後のカットに至るまで、ただただ喜びだった。これは私の人生の中でも最高の経験だった」と、特別な作品になったそう。

また、キャスティングについてアフレックは「マイケル(・ジョーダン)の了解を得ることなく、この映画を作ることは考えていなかった。マイケルが違うと感じることを一つ残らず無くため、『特に何を大切にしたいか?』と彼に尋ねたんだ。彼はその質問に快く答えてくれ、重要視していることをいくつか教えてくれた」と、マイケル・ジョーダンと事前に話をしたことを明かす。「その中にはハワード・ホワイトやジョージ・ラベリングを描くことも含まれていたが、ビオラ(・デイビス)が自分の母親役を演じることにもかなりこだわっていた。目標はできるだけ高く設定し、そこに到達することを期待するというのは、マイケル・ジョーダンらしいと思ったよ」と裏話を披露。
その要望を実現させたアフレックは、実際に自身の監督作に出演しているデイビスを見て、「私が今まで見た中で最高の俳優」と表現し、「マイケルはキャスティングディレクターとしても天才的であることが判明し、さすがだと思ったよ」と驚いていた。
「AIR エア」は4月7日から公開。
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