まるで本当の“父子”　「The Son 息子」ヒュー・ジャックマン＆ゼン・マクグラスのインタビュー映像

ゼレール監督の長編第2作となる本作は、親と子の心の距離を描く愛と衝撃のヒューマンドラマ。家族とともに充実した日々を過ごしていた弁護士ピーター（ジャックマン）は、前妻ケイト（ローラ・ダーン）から、彼女のもとで暮らす17歳の息子ニコラス（マクグラス）の様子がおかしいと相談される。ニコラスは心に闇を抱えて絶望の淵におり、ピーターのもとに引っ越したいと懇願する。息子を受け入れて一緒に暮らし始めるピーターだったが、親子の心の距離はなかなか埋まらず……。

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ニコラスを演じたマクグラスは、ジャックマンと同じくオーストラリア出身。インタビュー映像は、本編で印象的なダンスシーンを演じたジャックマンとマクグラスが、ダンスやステップについて楽しそうに話す様子から始まる。

マクグラスは撮影現場について、「理想的なチームで優しかった。落ち込む場面もあったけれど、休憩中は冗談を言ったりしてリラックスできた」と振り返る。続けて、ジャックマンはコロナ禍での撮影の苦労を語り、「もちろん大変な時もあった。息子を心から誇りに思うよ」とマクグラスを称えると、「こんなことを言うのも変だね。実の父親があそこにいるわけだから」と、マクグラスの父親が近くで見守っていることを明かす。

役作りについて聞かれたジャックマンは「僕らが演じたのは父子だ。現実でも僕は息子かつ父親で君は息子だ。どんなに愛情にあふれた家族であっても浮き沈みを経験する。でも本作の場合は通常よりはるかに多い。信頼関係がなければ、今回のような演技はできないと思う」と、撮影前からマクグラスと密にコミュニケーションを取っていたことを明かした。