「すべては必然的に変わっていく」スーパースターが人生哲学語る「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」特別映像
2023年3月15日 13:00

伝説的ロックスターを捉えた、「デヴィッド・ボウイ財団」唯一の公式認定ドキュメンタリー「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」の特別映像が公開された。
ブレット・モーゲン監督が、ボウイの人生と才能に焦点を当てる本作は、30年にわたり人知れずボウイが保管していたアーカイブから選りすぐった未公開映像と、「スターマン」「チェンジズ」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」など40にわたる名曲で構成する珠玉のドキュメンタリー。観客はボウイの音楽、クリエイティブ、精神の旅路を追体験する。本作は全編にわたりボウイのナレーションで導かれる。
このほど公開された映像は1972年から73年にかけて行われた「ジギー・スターダスト・ツアー」のライブ前の控え室から始まる。顔にメイクを施しながら「精神的な基盤を求める気持ちが強くて、自分なりの基盤を融合して作ろうとした。火曜は仏教徒で、金曜はニーチェに傾倒」とモノローグが重なる。 次にライブシーンに切り替わると「当時は自分こそが、仏陀が人に求めた答えだと感じてた」と、スターとしての驕りも告白。しかし、「でもその時、心に残ったのは無常感と儚さだ」と反省をする真摯な姿勢がうかがえる。そしてボウイが深く感銘を受けた「何事も長くは続かず“変化”すること」について、「固定して見えるものも実は遅い速度で動いていて、すべては必然的に変わっていく」と、自身の人生哲学に繋がる“気づき”をつぶやいている。唯一無二のアーティストの精神の旅路を追体験できる貴重な映像だ。3月24日から、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国でIMAX/2D全国公開。
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