ルーカスフィルム公認! 「マンダロリアン」浮世絵特別ビジュアルで親子の絆を表現
2023年3月14日 17:00

「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」のその後を舞台に、孤高の賞金稼ぎ・マンドー(マンダロリアン/ディン・ジャリン)と、フォースの力を持つ神秘の子ども・グローグーの冒険と試練を描いたドラマシリーズ「マンダロリアン」シーズン3が配信中だ。旅路を通して、これまで以上に深まるマンドーとグローグーの“親子の絆”に感動の声が寄せられるなか、現代の浮世絵師TAKUMI氏が、ふたりの絆にインスパイアされた、ルーカスフィルム公認の浮世絵特別ビジュアル2種類を公開した。
浮世絵ならではの繊細なタッチと表現で、マンドーとグローグーの絆を描いた浮世絵特別ビジュアル2種類は、マンドーを演じるペドロ・パスカルが、「僕が日本語を話せたら、これがどれだけ美しいかを日本語で伝えられるのに……。本当にありがとう! サンキュー、ジャパン!」と絶賛する出来ばえだ。
マーベル公式ライセンスアートとして、「アイアンマン」「マイティー・ソー」「キャプテン・アメリカ」などの“新令和浮世絵”を手がけ、「ソー ラブ&サンダー」では風神雷神図をイメージしたオリジナル作品を制作したTAKUMI氏。「スター・ウォーズ」の大ファンだといい、「私にとって『マンダロリアン』シリーズは真の最高傑作のひとつです。物語性やコンセプトを通した日本文化への深いオマージュの数々を、日本人としてうれしく思うと同時に、現代の浮世絵を担う者として、今回のオファーを頂けたことを大変光栄に感じています。本作品に相応しい作品をつくり上げていくという使命感で今も胸が高鳴っています」と、喜びを語る。
「マンダロリアン」シーズン1の配信が開始されたときから、浮世絵として描いてみたいと、数多くの構図を準備していたそう。「広い意味では2年近く構想を練ってきたことになります。“武者絵”にコンセプトを決めてからは、10日間ほど不眠不休で筆を走らせましたね(笑)。原作のキャラクターデザインの持つ魅力を生かしつつ、日本古来の装備や服飾に変換しているところにも注目いただければと思います」と、作品に注いだ並々ならぬ熱量を振り返った。
作中に登場する戦闘民族マンダロリアンの行動の指針となる合言葉「我らの道(“This is the way”)」がタイトルになっている「THIS IS THE WAY」(画像左)は、鬼気迫る戦いの姿を武者絵の構図で、フレーム全体を使って躍動感満載に表現。「背中のジェットパックから出る炎や、さく裂する効果線などは、当時の武者絵の画期的な特色である鮮やかな色彩と強いコントラストで表現し、現代によみがえる“武者絵”としてダイナミックに仕上げました」(TAKUMI氏)。
そして、マンダロリアンとグローグーの“ふたつの一族”を意味する「CLAN OF TWO」(画像右)は、ふたりの絆を武者絵の“構え”構図、歌舞伎界の“見栄切り“を参考に描いており、TAKUMI氏は「タトゥイーンの太陽を、描かれた人物の思いを表現する浮世絵の伝統技“小窓”と見立て、『CLAN OF TWO』のシンボルを刻んでいます」と語る。どちらのビジュアルも、腕のなかで大事そうにグローグーを抱きかかえているマンドーの思いが伝わり、壮大な物語を予感させる仕上がりだ。
「マンダロリアン」シーズン3は、ディズニープラスで配信中。毎週水曜日、新エピソードが配信される。
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