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ヒュー・ジャックマン、下手なダンスシーンを娘が太鼓判 「The Son 息子」監督が明かす裏話

2023年3月6日 14:00

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フロリアン・ゼレール監督がオンラインで登壇
フロリアン・ゼレール監督がオンラインで登壇
(C)THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

ファーザー」のフロリアン・ゼレール監督の最新作で、ヒュー・ジャックマンが主演と製作総指揮を務めた「The Son 息子」のプレミア試写会が3月5日、都内で開催。ゼレール監督がオンラインで登壇した。

ゼレール監督の長編第2作となる本作は、親と子の心の距離を描く愛と衝撃のヒューマンドラマ。自身の戯曲「Le Fils 息子」を原作とした「ファーザー」に続く家族3部作の第2部となっている。

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優秀な弁護士のピーター(ジャックマン)は新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラス(ゼン・マクグラス)が、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだ。ピーターは息子を受け入れ生活を始める。

“心の病”をテーマにしようとした理由について、ゼレール監督は「戯曲を書き始めたのは、非常にパーソナルな思いから始まっています。ただ、書き進める中で、これは誰もが共感できる内容だと感じました。多くの人が、自分の周りにも心の痛みを抱えている人がいると思いますし、このテーマについて、もっとオープンに話し合われるべきだけど、実際にはされていない。そういった思いで書きました」と説明する。

戯曲は最初に監督の母国であるフランスのパリで上演されたが、その時の観客の反応について感慨深げに、「舞台を見た人たちのリアクションに心動かされました。多くの人が劇場で出待ちをしてくれたのですが、そこで掛けられた言葉は(上演への)お祝いの言葉ではなく、みなさん、ご自身のストーリーをシェアしてくれたんです。『うちの息子が』『娘が』と自分の体験を語ってくれる姿を見て、改めてこれは多くの人にとって身近な問題であり、多くの人が周りの人たちを『助けたい』と思いつつ、どうしていいかわからない立場にいると感じました。メンタルヘルスについては、罪悪感や羞恥心、否定する気持ちから、なかなかオープンに語られません。この映画をきっかけにオープンな対話ができるようになればと思っています」と語った。

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劇中でジャックマンが一風変わったダンスを披露するシーンの話題では、抜群のダンススキルを誇るジャックマンが、ヘタクソなダンスを踊ることについて「もともと、このシーンは見ていて恥ずかしくなるような踊りでなくてはいけませんでした。ヒュー自身、いくつかのダンスのパターンを考えていて、実際に自分の娘さんの前で『ちょっと見てくれない?』と試しに踊ってみたそうです。そうしたら『パパ、それで大丈夫!めちゃくちゃ恥ずかしいから!』と言われたそうです。ヘタな演技をするには、上手でなくてはいけないというのもひとつの真実ですね」と裏話を紹介。

また、映画の最後に入る「to Gabriel」という献辞について質問が及ぶと、「Gabrielは私の息子です」と明かし、「これを入れるべきかどうか長く考えました。ただ、この映画はメンタルヘルスに関して、恥ずかしく思わず、オープンに話すきっかけになればという思いでつくった作品なので、私自身もそうあらねばという思いで、献辞を入れる決断をしました。家族の間のメンタルヘルスの問題は、ブラックホールのようなもので、ひとりの個人だけでなく、周りの人々の命までも吸い込んでしまうものであり、簡単な答えがあるわけでもありません。特に親の立場で『自分たちは間違っているんじゃないか?』『自分たちのせいなんじゃないか?』と考えてしまい、罪悪感が生まれ、それが人を盲目にしてしまうのです。そうした罪悪感や羞恥心を持たずに、この問題を話し合うことができれば、私たちは互いをより助け合えると思います」と呼びかけた。

The Son 息子」は、3月17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

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