ネット史上最大の事件を描く「Winny」 “ひろゆき”こと西村博之はどう見た?
2023年2月11日 10:00

東出昌大と三浦貴大が主演を務める映画「Winny」の本編映像の一部が披露された。ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇氏の実話を基に、ネット史上最大の事件を描く。
2002年、開発者の金子勇(東出)は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発し、試用版を「2ちゃんねる」に公開をする。彗星のごとく現れた「Winny」は、本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていくが、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出。次々に違法アップロードした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦)が弁護を引き受けることになり……。
披露されたのは、金子と壇が裁判に挑む始まりを映し出したシーン。検察側からの言葉巧みな誘導で不利な署名をしてしまい、落ち込む金子に対して、壇は金子の無罪を信じる2ちゃんねるの有志たちが、彼のハンドルネーム“47氏”に宛てた多額の裁判支援金を振り込んでいることを告げる。記帳された通帳に並んだ数々の応援の言葉に、思わず涙ぐむ金子の姿を捉えている。
あわせて、2ちゃんねるを立ち上げたことでも知られる“ひろゆき”こと西村博之のコメントも披露された。
日本ではなぜ画期的なITサービスが出てこないのか?という質問の答えは、Winny事件、Coinhive事件と、技術を理解しない警察によって開発者が逮捕される事件が続いているのも原因の一つです。Coinhive事件が最高裁で無罪になったのは2022年です。金子さんが裁判のストレスを抱えていないで長生きしていたら、面白いものを色々作っていたんだろうなぁ、、と思います。仮想通貨で使われている技術は、Winnyで使われた技術の発展したものだったりします。映画を見た人が『若い技術者が委縮しない社会をつくるべきだ』と思ってもらえたらいいなぁ、、、と。
「Winny」は、3月10日から全国公開。
(C)2023映画「Winny」製作委員会
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