北村匠海、頭の中はゴルフ一色 おじさんのスイング練習に理解示す
2023年2月4日 14:06
「YOASOBI」の大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる、小説家・橋爪駿輝の同名デビュー作を映画化した青春群像劇。上司からのパワハラに苦しみ、SNSに思いを吐き出すことで自分を保っている“僕”(北村)と、刹那的に生きるテレビ局員・ユウスケ(中川)は、友人の自殺をきっかけに、生や愛を見つめ直すようになる。
北村は「いろんなことを感じながら、考えながらつくった作品。言葉にできない感情や憤りの先に見えるちょっとした兆しもちりばめられている」と本作をアピールし、「ぜひ、皆さんの感想が聞いてみたい」と客席の反応に興味津々。自身が演じた役柄について「理不尽を生きる姿は、自分と近しいものはあるなと思う」と共感を示し、「こういう仕事をしていると、勝手にカテゴライズされることも。写真撮影で『笑って』と言われて、笑えないですってこともある」と話していた。
役柄への共感については、中川も「ユウスケが先輩から『なんで、この仕事やってるの?』って聞かれるシーンがあって、わかるなって。夢や目標、志って走り出した瞬間に忘れちゃうこともある」と語り、「生きる場所はどこなのか、どうやって生きればいいのか。そんな自問自答にもがく瞬間が切り取られている」と作品の見どころをアピールした。
登場人物が一歩を踏み出す姿を描いた本作にちなみ、今年始めたいことを問われると、北村は「ゴルフのことしか考えていない。今年から頭がそれで一色になっている」と告白。「子どもの頃は、撮影現場でスタッフさんがスイングの練習していて、おじさんはこうなるのかなって思っていたが、全然そうなっている」と“おじさん化”を自認し、「頭の中でもぶんぶんスイングしている」「今日も、うちっぱ(打ちっぱなし)行きます」とゴルフ愛を熱弁していた。
公開記念舞台挨拶には北村、中川をはじめ、ユウスケとの結婚が空虚な心を満たしてくれると信じる菜穂役の松岡茉優、“僕”の書き込みに共鳴し特別な自分になりたいと願う“私”を演じる古川琴音、清水康彦監督(「CUBE 一度入ったら、最後」「その日、カレーライスができるまで」)が同席した。
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