Netflix「ウェンズデー」、シーズン2からライバルAmazonに“引っ越し”？

Netflixの大ヒットドラマ「ウェンズデー」が、シーズン2からライバルのAmazon Prime Videoに引っ越す可能性があると、英インディペンデントが報じている。

「ウェンズデー」は、「アダムス・ファミリー」の長女ウェンズデーを主人公にしたスピンオフで、ネヴァーモア学園に入学した彼女が猟奇殺人の謎を探るというストーリー。奇才ティム・バートン監督が演出を手がけており、「ヤング・スーパーマン」「バッドランド　最強の戦士」の脚本家コンビであるアルフレッド・ガフとマイルズ・ミラーが企画・制作総指揮を務めている。

Netflixによると、「ウェンズデー」は配信開始から1週間で累計再生3億4120万時間を達成。英語ドラマとしては、「ストレンジャー・シングス」を超えて最高記録を樹立している。

だが、これだけの大ヒットとなっているのにもかかわらず、Netflixがいまだにシーズン2の制作発表を行わない背景には大人の事情があると、英インディペンデントは推測している。

「アダムス・ファミリー」の権利はMGMが保有しており、「ウェンズデー」も同社のテレビ部門であるMGMテレビジョンが制作。だが昨年、アマゾンがMGMを買収。「007」や「ロッキー」などと同様に、「アダムス・ファミリー」の権利も獲得している。そのため、アマゾンが自社動画配信のアマゾン・プライムでの独占配信を主張する可能性があるのだ。提示条件によっては、シーズン2もNetflixで配信されることもありえる。なお、本件についてNetflixに問い合わせたものの、回答は得られなかったという。