東出昌大「すごい女優さん」 主演作「とべない風船」で共演した三浦透子を絶賛
2023年1月7日 19:10

豪雨災害からの復興が進む瀬戸内海の島を舞台に、心に傷を抱える男女の交流を描いたヒューマンドラマ「とべない風船」の公開記念舞台挨拶が1月7日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演を務めた東出昌大をはじめ、共演する三浦透子、浅田美代子、堀部圭亮、笠原秀幸、宮川博至監督が登壇した。
豪雨災害で妻子を亡くした孤独な漁師・憲二(東出)が、疎遠だった父に会うため島へやって来た凛子(三浦)と出会い、心の傷を癒しながら人生の再生を目指す。2018年7月に発生した西日本豪雨による土砂災害を題材に、被災地出身でCMディレクターとして活躍する宮川監督が長編初メガホンをとった。

舞台となった広島で先行上映されており、ロケ地を再訪した東出は「被災された方々にご覧いただき、直接『救われる思いがした』とお言葉をいただいた」と感激の表情。「作って良かったという言い方は、おこがましいですけど、お届けできて良かったし、意味があったのかなと思う」と作品の意義深さに胸を張った。
自身も心身ともに傷を負う役どころに挑み「試写を見て、憲二が泣くシーンで、自分も同じように泣いていた。まだ憲二が(自分の中に)残っているのかな。人生には転機といえる、時計が止まったきつい時期もありますが、優しい温かさに包まれる作品なので、明るい気持ちを持ち帰ってもらえれば」と客席に呼びかけていた。

三浦とは10年来の親交があるといい、「共演は初めてですが、すごくナチュラルで自然体のお芝居をする」と絶賛。「普通においしそうに水を飲むんですよ。そういうお芝居を見ると、すごい女優さんだなと。カメラの前で自然に過ごすのは、非常に怖いことなのに」と語ると、三浦は「会話のやりとりは、そんなになかったが、黙ってただいる時間がすごく自然で、その時間が役作りにつながった。安心できました」と東出に対し、全幅の信頼を寄せていた。

実体験も交え、脚本を書き上げた宮川監督は「台本を書いている段階から、小林薫さんをイメージして書いていた。ダメ元でオファーさせていただき、快諾していただいた」と凛子の父を演じる小林に対し、感謝の意。なお、当初、舞台挨拶に登壇予定だった小林は体調不良で欠席となった。
(C)buzzCrow Inc.
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