賀来賢人&浜辺美波が“偽りの夫婦”を好演 「金の国 水の国」主人公たちの“等身大の魅力”とは?
2023年1月2日 09:00

岩本ナオ氏の人気漫画を劇場アニメ化する「金の国 水の国」は、敵国同士に暮らす主人公2人を中心とした物語が展開する。裕福な商業国家「金の国」の王女サーラと、貧しいが豊かな緑と水に恵まれた「水の国」の建築士ナランバヤル。劇中ではそんな2人を見ていると、思わず共感し応援したくなるはず。新場面写真とともに、その“等身大”の魅力を紐解いていく。
原作は、2017年に「このマンガがすごい!(オンナ編)」で1位を獲得した話題のコミック。水以外何でも手に入る商業国家「金の国・アルハミト」と、豊かな水と緑に恵まれる「水の国・バイカリ」を舞台に、王女サーラと建築士ナランバヤルが、100年にわたり断絶が続く両国の思惑に巻き込まれ、偽りの夫婦を演じることになる。

「金の国」のサーラを演じているのは、人気作品への出演が絶えない浜辺美波。ナランバヤル役は、第一線で活躍し続ける賀来賢人が演じている。試写会で一足先に作品を観た観客からは、浜辺と賀来の声の魅力も相まって、絶賛の声が飛び交った。
「サーラとナランバヤルの声、心の優しさに思わず泣いてしまいました」
「何よりナランバヤルとサーラがひたすらチャーミング」
「2人の人間性と優しさに終始心を打たれました」

浜辺が演じるサーラはおっとりした性格で、穏やかな一方で芯の強さがあり、愛情深いところが魅力的な女性。“王女”というと豪華な衣装を身にまとい、自信に満ち溢れた姿が描かれることが多い。ところが、サーラは王家の中でも身分は決して高くなく、絶世の美女ではないことを自覚しているという一面も持つ。賀来が演じるナランバヤルは、貧しいが家族想いな青年。建築のこととなると頭はキレキレ、確かな技術力を披露して人々を驚かせている。並はずれた頭脳を持ち、口達者でお調子ものな一面も。猫に「オドンチメグ(星の輝き)」と名付けるロマンチストな部分もあり、そのギャップが観客の胸を打つキャラクターだ。

原作を愛してやまない渡邊こと乃監督は、映画化するうえで「この日常がずっと続けばいいのにとサーラが言うくらいのささやかな恋が繰り広げられるんですけど、その細やかな気持ちを描いていくのが一番大切な所かなと思いましたね」と考えていたそうだ。キャラクターの繊細な気持ちの描写を大切にしたからこそ、観客は敵国同士の思惑に巻き込まれた2人の姿を応援したくなったり、自分に自信がなく控え目で、時には悩んでしまうサーラにふと共感してしまうはず。
また「竜とそばかすの姫」にも参加したプロデューサーの谷生俊美氏は「現代は殺伐とした時代ですが、劇場に来てくださった方が幸せな気持ちで帰れるような作品になれば、と思いました。今、まさに現実でも戦争が起きていて、この作品が持つ現代性を改めて感じています」と映画化についての思いを述べている。
「金の国 水の国」は、1月27日に全国公開。
(C)岩本ナオ/小学館 (C)2023「金の国水の国」製作委員会
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