元人気漫画家の堕ちゆく姿……斎藤工主演「零落」本予告披露 主題歌はドレスコーズ
2022年12月26日 08:00

斎藤工主演で、竹中直人監督が漫画家・浅野いにお氏の新境地となった衝撃作を映画化する「零落」(読み:れいらく)の本予告とポスタービジュアルがお披露目。あわせて、主題歌情報や追加キャストも発表された。
原作は、浅野氏が漫画家として残酷なまでの“業”を描いた物語。斎藤に加え、趣里が深澤と出会う風俗嬢・ちふゆを演じる。MEGUMIが深澤の妻で、漫画編集者の町田のぞみに扮し、プロデューサーも兼任。そのほか、玉城ティナ、安達祐実、山下リオといった個性的なキャストがスクリーンを彩る。

8年間連載してきた漫画が完結を迎え、“元”売れっ子漫画家となった深澤(斎藤)。次回作のアイデアもまとまらず、連載開始を先延ばし、募る敗北感を抱えている。すれ違いが生じていた妻との関係は冷え切り、漫画家として切望されることのない現実が始まった。自堕落で孤立した、燃え殻のような毎日を送る彼は、周囲の人々に心をかき乱されていく。ある日、“猫みたいな目をした”ミステリアスな風俗嬢・ちふゆと出会う。自分のことを詮索せず、ただ「あなたはあなた」と言って静かに笑うちふゆに、急速に惹かれる深澤。やがて、深澤はちふゆとともに、彼女の故郷へと向かうことになる。


本予告では、元人気漫画家・深澤の“堕ちゆく姿”が映し出されている。そして、吉本ばなな(小説家)、斉藤和義(ミュージシャン)からクリエイターとしての共鳴コメントも使用されている。
「もがくほどになにもかもがダメになっていく時期はある。そしてそこにしかない絶対的な美しさもある。観ていてとても苦しいのに、美しさにしか気づけないすばらしい映画だった」(吉本ばなな)
「グッと入り込めて一気に見てしまう映画でした。役者陣も素晴らしいし映像も美しい。それぞれの人生模様がリアルで思うところ沢山ありました」(斉藤和義)

主題歌はドレスコーズの志磨遼平が書き下ろした「ドレミ」に決定。深澤のアンニュイな心象風景が目に浮かぶような、哀愁漂うバラードとなっている。「ドレミ」と劇中歌に使用されている「スーパー、スーパーサッド」のオリジナル音源を収録した7inchレコードが3月8日に発売。なお、志磨は本編にフリーライター役で出演している。

追加キャストは、深澤の大学時代の友人の山石役を吉沢悠、加賀役を菅原永二、平野役として黒田大輔が参加。佐々木史帆が風俗嬢・まりめっこ役、安井順がフリーライター(志磨)と共に深澤にインタビューする編集者・塚田役として登場し、しりあがり寿、大橋裕之など、バラエティ豊かなミュージシャン、漫画家、映画監督が多数出演している。
「零落」は、2023年3月17日からテアトル新宿ほか全国公開。
(C)2023 浅野いにお・小学館/「零落」製作委員会
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