日本初の実写版「シティーハンター」主演に鈴木亮平 北条司氏「映画的なリアルな面白さを追求して」
2022年12月15日 07:00

累計5000万部突破の人気コミックを日本で実写化するNetflix映画「シティーハンター」が、2024年に世界配信されることが発表された。鈴木亮平が主人公の冴羽リョウを演じ、監督は数々のヒットドラマ・映画を手がける佐藤祐市。実写版はこれまで香港、韓国、フランスで映像化されているが、日本では今回が初。実際の新宿での撮影や、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを活かし、日本ならではの実写化を目指すという。
「シティーハンター」は、1985年から91年まで週刊少年ジャンプで連載され、単行本の累計発行部数が5000万部突破、一大ブームを巻き起こした伝説のコミック。87年にはTVアニメの放送もスタートし、99年放送のTVスペシャルまで至る大ヒットシリーズとなった。
コミックは台湾・香港・中国・韓国・タイ・インドネシア・フランス・イタリア・スペイン・メキシコ・ポーランドと世界各国で出版されており、2019年に公開されたアニメーション映画「シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」は興行収入15億を超える大ヒットとなった。コメディとハードボイルドアクション、ラブストーリーと多くのエンターテインメント要素が盛り込まれた「シティーハンター」は日本のみならず世界中で愛され続けている。
鈴木が演じるのは、東京・新宿を拠点にしている冴羽リョウ。無類の女好きで、美女とみれば見境いなくちょっかいを出すが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する超一流スイーパーだ。
物語の舞台は現代の新宿。それに伴い、キャラクター設定もわずかにアップデート。リョウの衣装はアニメ版のジャケット姿ではなく、原作漫画のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更。今回公開する写真では、愛用するコルト・パイソン357マグナムの撃鉄に指をかけ、シティーハンターの事務所で新宿の夜景をバックに佇む冴羽リョウの姿が描かれている。
構想約10年(笑)、ようやくクランクインしました。実写化するなら「シティーハンター」好きの方にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴木亮平さんが冴羽リョウ役をやられるという企画をいただきました。それから長い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました。撮影も見学させてもらいましたが、現場が和気藹々ととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたら嬉しいです。
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