戸田恵梨香×湊かなえ「母性」スペシャル対談映像 戸田の演技に絶賛が止まらず、次回作を早くもオファー!?
2022年12月2日 17:00
戸田恵梨香と永野芽郁が母娘を演じる映画「母性」(公開中)から、戸田と原作者・湊かなえ氏のスペシャル対談映像(https://youtu.be/se80SNFvXLA)がお披露目。映画の見どころ、原作にこめた思いなどを語り合い、湊氏が戸田に、次回作をオファーするかのようなひと幕もおさめられている。
本作は、累計発行部数360万部を超え、映画版の興行収入が38億5000万円を記録した「告白」でも知られる湊氏が、「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」と語った同名小説(新潮文庫刊)を映画化するもの。ドラマ「ハコヅメ たたかう!交番女子」では先輩・後輩役で、息の合った掛け合いを見せた戸田と永野が、本作では一転、ある未解決事件の語り手であり、母性に翻ろうされる母娘に扮する。11月23日から全国340スクリーンで公開されると、週末の観客動員ランキングで、実写邦画1位を獲得するヒットスタートを切った。
湊作品への出演は、ドラマ「花の鎖」(13)、「リバース」(17)に続き、本作で3度目となる戸田。徹底して人間の心理をあぶり出す作品を次々に生み出し、“イヤミスの女王”として支持を集める湊氏は、確かな表現力と存在感で、湊ワールドの人物像を体現する戸田を“ファミリー”と呼ぶほど、信頼を寄せている。本作の戸田の演技を見た湊氏は、「『この人は今まで何を背負ってきたんだろう』という表情を見て、ガシっと心を掴まれて鳥肌が立ちました」といい、「あの表情ひとつですごいものを背負ってきたことがわかりました。セリフも何もいらないんだ、もうルミ子だ!と思い、本当にゾクゾクしました」と太鼓判を押す。
そんな湊氏の言葉に胸を撫でおろした様子の戸田は、「ルミ子の人生が壮絶過ぎて、私自身の人生にはとてもかなわない重さと経験なんですよね。その説得力を持たせられるかは不安でしたし、未知の世界でした。それを成立させるにはどのようにすればいいのだろうかと、ものすごく理論と理屈を考え抜いてやっていました」と振り返る。「今回は感情だけでは成立させられない。ましてや自分の目線だけではなくて、娘からの目線もあって、その娘からの目線ではどのように見えているのかという客観視も必要でした。本当に頭を鍛えられた現場でした」と、難役に挑んだ日々を述懐した。
物語のなかで象徴的なのは、同じ出来事でも、母・ルミ子と娘・清佳、両者の異なる視点が交錯し、真実が浮かび上がる構造。湊氏は、戸田の絶妙な演じ分けに感動したそうで、「一つ一つの表情やセリフの言い方などから、正解はこれだったのだと、逆に私が教えてもらった気がしました」と熱く語る。その人物像を作り出した張本人である原作者が、自身のイメージを上書きされるほどの鮮烈なインパクトを残す、戸田をはじめ、永野、大地真央、高畑淳子ら豪華女優陣の演技は、見どころのひとつとなっている。
嬉しそうにほほ笑んだり、かみしめるように頷いたり、ときには湊氏の執筆スタイルや、発想の原点について興味深そうに質問する戸田と、溢れる思いが止まらない湊氏。「特に今回のルミ子は今までに見たことのない戸田さんを見せていただけたと思っています。戸田さんの可能性、新しい扉をまた一つ見せてもらったからこそ、もっといろいろな扉を見せていただきたいと思いますし、その違う扉でまた自分の書いたものを演じてもらえたらいいなと思います」と、次のオファーともいえる湊氏の言葉に、戸田は「嬉しいです! 最高です!」と、感激した様子で言葉を返した。ふたりの対談の全文書き起こしは、公式サイト(bosei-movie.jp)に掲載される。
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