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寺山修司が構成、放送直後から抗議殺到 前代未聞の映像実験ドキュメンタリーをリブート「日の丸」23年2月公開

2022年11月15日 11:00

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“TBSドキュメンタリー史上最大の問題作”と呼ばれた作品を現代的リブート
“TBSドキュメンタリー史上最大の問題作”と呼ばれた作品を現代的リブート
(C)TBSテレビ

1967年に放送され、放送直後から抗議が殺到、閣議で問題視された“TBSドキュメンタリー史上最大の問題作”と呼ばれた作品を現代に蘇らせた「日の丸 寺山修司40年目の挑発」が、2023年2月24日から公開されることが決定。あわせて、特報も披露された。

サブカルチャーの先駆者であり劇作家の寺山修司が構成を担当。街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった、人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を、次々とインタビューしていく。

長年タブーとされていた作品に対して「現代に同じ質問をしたら、果たして?」 という思いを抱いたのが、ドラマ制作部所属で、本作が初ドキュメンタリーとなった28歳の佐井大紀。1967年と2022年のふたつの時代を対比させることにより「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立った。

特報映像では、街ゆく人に“日の丸”について矢継ぎ早に質問を繰り出す、2つの時代の街頭インタビューの様子が切り取られている。真摯に答える人、いらだちを露わにする人。そこに映し出されるのは、過去、そして現代の日本と日本人の姿だ。炎上必須の質問に対し、インタビュー対象者の生々しい表情と戸惑いは、いつしか観るものの戸惑いへと変わっていく。

「国家」とは何かを追い続けていた寺山修司が、この「挑発」に込めた思想や本当の狙いとは? 寺山修司没後40年となる2023年、前代未聞の映像実験ドキュメンタリーの現代的リブートが誕生した。

日の丸 寺山修司40年目の挑発」は、23年2月24日から角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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