菊池風磨、美しき猟奇殺人犯に! 中谷美紀主演「ギバーテイカー」新キャスト発表&映像初公開
2022年11月7日 12:00
菊池風磨(「Sexy Zone」)が、中谷美紀が主演する「連続ドラマW ギバーテイカー」で、猟奇的な殺人犯を演じることがわかった。深川麻衣、馬場ふみか、吉沢悠、斉藤由貴、池内博之が共演することが発表され、特報(https://youtu.be/zuT8Aa8ddp4)もお披露目。映像からは、菊池演じる美しき殺人鬼・貴志ルオトの狂気が垣間見える。
本作は、「ライフ」が累計発行部数1000万部越えのヒットを記録した、すえのぶけいこ氏の漫画「ライフ2 ギバーテイカー」(講談社アフタヌーンKC刊)を映像化するもの。ドラマ化にあたり、原作の設定である「妹が殺された刑事」を、「娘が殺された刑事」へと変更。娘を殺された元小学校教諭の刑事・倉澤樹(中谷)と、当時の倉澤の教え子であり、娘を殺した殺人鬼・ルオトの死闘を描く。WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW 沈まぬ太陽」(2016)、「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」「連続ドラマW シャイロックの子供たち」(ともに22)の鈴木浩介が監督、「連続ドラマW 黒鳥の湖」(21)、「ドクターホワイト」(22)などを手がけた小峯裕之が脚本を担う。
「Sexy Zone」として活動するかたわら、映画・ドラマ・舞台など、俳優として活躍し続ける菊池は、本作でWOWOW初出演、中谷と初共演を果たす。演じるルオトは、美しい容姿からは計り知れない狂気を宿したキャラクター。医療少年院で更生したとされているが、「幸せは奪うもの」という異常な価値観と、倉澤への執着を抱き続けている。「天使のような美少年」といわれた少年期の面影が残る独特な雰囲気を身にまといながら、内に秘めた無邪気な狂気を密かに醸し出す。
巧みな演技力と、人を惹きつけるカリスマ性が求められる難役に挑んだ菊池は、「ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました」と、撮影を振り返る。
池内は、倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事・今井要に扮した。被害者遺族としての気持ちが勝り、ときに危険を顧みず行動する倉澤と対立していたが、次第に信頼を築き、唯一の理解者となる。深川は、倉澤の警察学校の同期で親友でもあり、都筑中央署の生活安全課少年係に所属する椿理子役。新たに起きた事件へのルオトの関与を強く疑い、単独捜査を行おうとする倉澤を心配し、自身もルオトについて調べるが、逆にルオトに利用され、事件に巻き込まれていく。
医療少年院を退院後、ルオトが就職するパン屋「幸せの穂」の従業員・津山聡美役には馬場を配した。聡美は中学生の頃に、父が母を殺害した罪で逮捕され、児童養護施設で生活していた。やがて「幸せの穂」の店主の養子になるが、養父との間に問題を抱え、その苦悩と身の上を打ち明けたことをきっかけに、ルオトに心酔し、洗脳状態に陥る。吉沢は、唯一のオリジナルキャラクターである、倉澤と12年前の事件をきっかけに離婚した元夫・小野塚優一役。彼女のことを心配するがゆえに、意見を衝突させる。斉藤は、ルオトの母・茉莉絵役を務めた。茉莉絵は12年前の衝撃的な出来事がきっかけで、当時の記憶が抜け落ちているが、事件発生前から、ルオトに恐怖心に抱いていたとみられている。倉澤は、新たな事件の捜査のなかで、茉莉絵と再会する。
「連続ドラマW ギバーテイカー」(全5話)は、23年1月22日から、毎週日曜午後10時にWOWOWプライム・WOWOW 4Kで放送(第1話は無料放送)、WOWOWオンデマンドで配信される。新キャストのコメント(全文)は以下の通り。
台本を読みながら、ルオトは自分が演じる役柄ではありますが、樹先生に「とにかく早く捕まえて、裁いて欲しい」と思わずにはいられませんでした。残酷な事件をきっかけに始まる物語なので、登場人物の感情に心が苦しくなる部分も多いですが、樹先生がルオトを追い詰めていく姿、そして、ルオトを通して抱えている過去と向き合っていく刑事として、母親としての姿が、とても魅力的だと思いました。
ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました。
私が演じる理子は、生活安全課少年係の巡査部長であり、正義感に溢れた強く優しい女性です。中谷美紀さん演じる樹さんとは同期で、強い絆のあるふたりですが、貴志ルオトの一件からふたりの間にも亀裂が入り始めます。それぞれにとっての正義と悪について、深く考えさせられる作品でした。
撮影期間は短い時間でしたが、素晴らしい出演者の皆さま、スタッフの皆さまとご一緒でき、とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。息つく間もない展開と心理戦で、エンタテインメントとしても楽しめるお話になっていると思うので、是非お楽しみにしていてください。
聡美は、とにかく苦しくて辛い日常を生きている女性です。
そんな中で、優しく寄り添ってくれるルオトを信頼して拠り所にしてしまうというのは、どこか共感してしまう部分もありました。
残酷で悲しいシーンが続く撮影の日々ではありましたが、安心して作品に向き合うことができたのは、キャストの皆さんの空気感がとてもあたたかかったからだと思います。
特に、中谷美紀さんとの撮影中に掛けていただいた優しい言葉には、何度も励まされました。
それぞれが自分の過去や人生と向き合いながら戦っていく姿を是非ご覧ください。
愛する娘を殺人で奪われるって、どんな苦しみなのかという問いから今作の役作りが始まりました。その母親役である中谷美紀さんは、現場で声をかけられないくらいの狂気と絶望感に包まれた凄い状態で撮影されてた姿が、今も目に焼き付いています。
僕の中で「明るく楽しいイメージ」のあった菊池風磨さんの雰囲気は、このドラマではほとんどありませんでした。怖いです。サイコです。ご注意ください。
貴志ルオトの母(貴志茉莉絵)を演じました。とても可哀想なお母さんの役でしたが、それ故に繊細で複雑な表現が必要だったのでとてもやり甲斐がありました。中谷美紀さんとは初めてご一緒致しましたが、お芝居に対する真摯で謙虚な姿勢にとても感動しました。
「ギバーテイカー」というタイトル通り、真剣勝負の駆け引きの醍醐味が味わえる作品なのではと思います。どうぞお楽しみください!
がむしゃらに事件を追う倉澤樹を冷静に見守り、バディとして共に行動する今井を演じさせていただきました。
時には厳しく時には樹を支え、またある時はチャーミングな一面をみせたり、後押ししてあげたりと魅力的な役柄でした。
とても緊張感ある作品で、もし自分が倉澤樹の立場だったらどうなってしまうのだろうと思うとこもあります。
そんなヘビーな役を演じた中谷さんのお芝居は本当に素晴らしかったです。
原作を読まれた方も読まれてない方にも楽しんでいただける作品だと思います。
倉澤樹と貴志ルオトの闘いが非常にスリリングな展開になっていきますので、そこも楽しんでいただけたらと思います。
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