男性同士のセンシティブな恋を描く「テンカウント」23年公開 立花慎之介、前野智昭がドラマCD版から続投
2022年11月7日 10:00
原作は、「ディアプラス」(新書館刊)で13~17年に連載されたふたりの男性のセンシティブな恋を描いた作品。潔癖症な社長秘書の城谷忠臣と、偶然出会ったカウンセラーの黒瀬陸が、城谷の潔癖症を克服する治療を進めていくなかで、次第に距離を縮めていく。19年には、テレビアニメとして20年に放送することが発表されていた。
立花と前野はともに、14~17年にかけて発売されたドラマCD版からの続投で、主人公の城谷を立花、カウンセラーの黒瀬を前野が演じる。立花は「ドラマCDが終わって月日が経ちましたが、まさかこんな大きな展開で帰ってくるとは夢にも思っていなかったのでお話をいただいた時にはかなりビックリしましたし、繊細でかわいい城谷くんをまた演じられて、とてもとても嬉しいです!!」と喜んでおり、前野は「ドラマCDの収録の際も独特の間や呼吸を意識したのですが、アニメ版ならではの難しさも多々ありました。特に黒瀬は喋り方が独特なので、その辺りはスタッフの皆さんと相談させて頂きながら、とても丁寧にアフレコさせて頂きました」と収録を振り返っている。
監督は「うさるさん。」の外山草が務め、脚本も兼任する。キャラクターデザインは「妖怪アパートの幽雅な日常」の島崎知美が担当し、アニメーション制作はイーストフィッシュスタジオとSynergySPが行う。
ティザービジュアルには、カフェの前で顔をあわせる無愛想なカウンセラーの黒瀬と、潔癖症な城谷の姿が描かれている。
原作の室井氏や外山監督、立花、前野のコメント全文は以下のとおり。
こうしてアニメ化についてのコメントをさせて頂くことが感慨深く、またひとつの区切りを迎えられたことがとても嬉しいです。
監督、スタッフの皆様、そして待っていてくださった読者の皆様に心からお礼を申し上げます。
ありがとうございます!
私も一視聴者として完成を心待ちにしています。
この閉塞感ーー、この息苦しさーー、そんな思いの日々。
コロナ禍というだけではなく、多様性のある時代を。と、あちこちで叫ばれながらも一向に自由が得られないままの生活。
多数派基準の同調意識で象られた社会性の強要。
窮屈な普段着として身に着けているマスクはいつしか心にも着け、解放を求めるより認めることで他人との距離をうまくとり孤独を強めていく。
そんなこの時代に、知的で刺激的なこの宝井作品をスクリーンに映し出そうという試みは
大胆である以上に必然なのでしょう。
主人公ふたりが置かれている場所は現在を生きる我々とリンクします。
すぐ隣にいてもおかしくないふたり(また自分自身であったり)。
ふたりの出逢いの物語は我々をどうカウンセリングしてくれるのか。
平凡で凡庸な自分が挑むにはあまりにも偉大(であり美麗)な作品ですが、映画館を出た時に、笑顔でまたふたりに会いに行きたくなる、そんな映像作品を目指してーー。
劇場アニメ「テンカウント」本当におめでとうございます!
ドラマCDが終わって月日が経ちましたが、まさかこんな大きな展開で帰ってくるとは夢にも思っていなかったのでお話をいただいた時にはかなりビックリしましたし、繊細でかわいい城谷くんをまた演じられて、とてもとても嬉しいです!!
劇場版ならではのクオリティを僕も今から楽しみにしているので、皆さんも原作やドラマCDをもう一度読み直して聞き直してしっかり劇場版に備えていてくださいね!!
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