イランの風刺劇「第三次世界大戦」、ろうあ役のヒロインは4カ月かけ手話習得
2022年11月1日 13:00

第35回東京国際映画祭のコンペティションに選出されたイラン作品「第三次世界大戦」のヒロインを務めた女優マーサ・ヘジャズィが10月31日、丸の内TOEI1での上映後にQ&Aを行った。
震災で妻子を失った日雇い労働者が、エキストラで参加していた第二次世界大戦を扱った映画で、ヒトラー役の俳優が降板によって代役に抜てきされたことから起きる風刺劇。ヘジャズィはまず、「東京に行くことができず、非常に残念だ」というホウマン・セイエディ監督のメッセージを紹介した。

思わぬ形で豊かな暮らしを手に入れた主人公のもとを訪れるろうあの女性役。だが、「自分のパートのところしか脚本を渡されず、セリフも書かれていて本読みもした」という。その時点ではろうあの役であることを知らされず、「途中から監督が役について説明してくれるようになった。撮影前の4カ月で、トレーナーに付いて練習し、やっと手話で伝えられるようになった」と明かした。
セイエディ監督からは、アンネ・フランクをイメージするよう指示された。その上で「監督とは、彼女がどこから来て、なぜ今の生活から逃げ出したいのかというバックボーンの話をたくさんした。撮影でも、1シーンごとに本番前の5分間を使ってキャラクターの深く理解するための時間を取ってくれました」と笑顔で話していた。
第35回東京国際映画祭は、11月2日まで開催される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

過去最高の評価!最も泣いた!
【“最高&最幸”の一作】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

ハリポタファンに激烈にオススメ
【本気で良かった】夢と魔法のような、最高の空間…特別すぎる体験でした【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

え、伊藤英明!? すごすぎる…!
【狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!】地上波では絶対ムリ!? 超暴力的・コンプラガン無視の超過激作!
提供:DMM TV

是枝裕和監督作品「ラストシーン」
iPhone 16 Proで撮影。主演は仲野太賀と福地桃子。(提供: Apple)