横浜流星、主演作「線は、僕を描く」公開を検討する韓国の配給担当者に熱烈売り込み
2022年10月21日 07:00

横浜流星が主演する小泉徳宏監督の最新作「線は、僕を描く」の公開前夜祭イベントが10月20日、オンラインで行われた。横浜をはじめ、共演の清原果耶、河合優実、小泉徳宏監督が国内外のファン総勢150人との交流を楽しんだ。
砥上裕將氏の同名原作は、2020年に本屋大賞3位、19年にTBS「王様のブランチ」のBOOK大賞を受賞した青春芸術小説。大学生の霜介(横浜)は、アルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒だけで表現された水墨画が、霜介の前に色鮮やかに拡がる。水墨画の巨匠・篠田湖山(三浦友和)に声をかけられた霜介は、湖山のもとで水墨画を学び始学び始め、戸惑いながらもその世界に魅了されていく。水墨画との出会いによって、霜介の止まっていた時間が動き出す。


横浜は、小泉監督との対話を述懐。「自分も頑固だし、監督も頑固なので(笑)。でも、それを受け止めてくれて霜介が出来上がっていきました。楽しかったです」と冗談交じりに明かすと、小泉監督も「頑固と頑固。話が進まない(笑)」と応じ、イベントを盛り上げた。


5年ぶりに小泉監督と対峙した清原が、「成長した姿を見せないと…と緊張していましたが、楽しかったです」と明かすと、小泉監督は「成長した背中を見られて大満足です。すごく嬉しかったですね」と太鼓判を押していた。

この日は、公開を検討している韓国にも中継がつながった。配給の担当者から「感動しました。いろいろな日本映画を観てきたけど、水墨画をテーマにした作品は珍しいですね。繊細でパワフルな水墨画が描かれている作品だと思いました」と感想が寄せられると、横浜は「検討ではなく、ぜひ公開決定してください! お願いします!」と猛アピールで売り込んでいた。なお、台湾では既に公開が決定しているという。
登壇陣への質問がリアルタイムで募集されたなかで、「青春時代の思い出」を聞かれた横浜と小泉監督は「今ですね」と口を揃えた。小泉監督が「映画作りって、それこそ体育祭で走っているみたいな…」と話すと、横浜が「いつまでも青春できると思います」と引き継ぎ、息の合った様子をのぞかせていた。
映画は、10月21日から全国で公開。
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