「ナイブズ・アウト」監督が明言　ダニエル・クレイグ扮する主人公は性的マイノリティ

群像ミステリー「ナイブズ・アウト　名探偵と刃の館の秘密」でダニエル・クレイグが演じたキャラクターは、性的マイノリティを指す「クィア」であると、脚本・監督のライアン・ジョンソンが明言した。

ジョンソン監督は、クレイグ以外のキャストを一新した続編「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」の世界公開を控えている。この続編で、クレイグ扮する名探偵ブノワ・ブランに男性の恋人がいることが明かされているが、ロンドン映画祭で行われた会見で、ジョンソン監督は「彼はもちろんクィアだ」と返答している。

もっとも、前作「ナイブズ・アウト　名探偵と刃の館の秘密」でもブノワ・ブランの性的指向については、ヒントが提示されていた。彼の特徴的な話しぶりは、米作家トルーマン・カポーティ、ルーニー・チューンズのキャラクター、フォグホーン・レグホーンを彷彿とさせるもので、いずれも同性愛者の代表的な存在として知られている。

第2弾「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」では、その点に関して明確な答えが提示されているが、恋人役としてカメオ出演を果たした役者にも称賛の声が集まっている。その正体については、映画で確認してほしい。

なお、同作にはクレイグのほか、デイブ・バウティスタ、エドワード・ノートン、ジャネール・モネイ、キャスリーン・ハーン、レスリー・オドム・Jr.、ケイト・ハドソン、マデリン・クライン、ジェシカ・ヘンウィックらが出演。全米で11月23日に劇場公開されたのち、12月23日に世界公開される。