全興連「映画館へ行こう!」キャンペーンがスタート 映画館の魅力を伝える新キャラクター誕生&PR動画公開
2022年10月6日 05:00
全国興行生活衛生同業組合連合会(以下、全興連)が、映画館の魅力を訴求し、映画館への観客動員を促進するためのキャンペーン、「映画館へ行こう!」を10月6日から実施。全興連としては初めての取り組みであるキャンペーンキャラクター“シアッテ”を開発し、“シアッテ”によるPR動画が全国の映画館で上映される。
「映画館へ行こう!」キャンペーンとは、全国の映画館や興行場を束ねる「全興連」が、“映画館”で映画を観ることの魅力を伝え、映画館への来場促進を促すキャンペーン。
2019年の映画興行の動員数1億9490万人(興行収入2,620億円)に比べ、2021年は1億1480万人(興行収入1,620億円)、41%の減少、2022年は、昨年に比べるとヒット作が出てきてはいるものの、コロナの感染状況から密を避けるため、また長期間の自粛から、動画配信サービス(VOD)を始めとする映像視聴のスタイルの変化による、慢性的な集客の減少が本キャンペーン実施の背景にある。
特に映画館を支えてきたファミリーと年配の映画ファン、洋画ファン、また年数回の鑑賞のライト層が激減しているという状況を踏まえ、通常のマーケットを取り戻すために、まずはファミリー層を中心にできる限り早くリターンさせることを最大の課題とし、コンテンツに頼るだけでなく、さらに映画館の魅力を伝えるべく本キャンペーンがスタートした。
キャンペーン期間は2023年3月31日まで。具体的なキャンペーン内容はオリジナルキャラクター“シアッテ”開発、劇場スクリーンでのPR映像上映のほか、公式HP、YouTube、Twitterでの発信、各種メディアへのリリース発信、一般の方も参加できるシアッテのグッズが当たるSNSキャンペーン、映画感想文コンクールを実施する。
“シアッテ”の名称やキャラクター設定については、「シアターの“シア”は、幸せの“シア”どんな悩みがあっても、なんかモヤモヤすることがあっても、寂しい時も、悲しい時も、独りぼっちでも、ここに来れば、みんな”幸せ”になれる映画館は、“誰もが幸せになれる場所”。コロナ禍で人々が旅行や人混みへの外出を控えるなか、近くの公園や商業施設のように家族や友人たちと気軽に遊びに行ける、身近な場所であることを訴求します」としている。
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