黒島結菜、平野紫耀主演ドラマ「クロサギ」に参戦！　正義感が強い検事志望の大学生に

本作は、2003年～13年に「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」（ともに小学館刊）で連載された、黒丸と夏原武（原案）による漫画「クロサギ」シリーズをドラマ化するもの。単行本（全42巻）は累計発行部数850万部を超え、06年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、08年には映画化もされている。

平野は、詐欺によって家族を失い、「詐欺師を騙す詐欺師＝クロサギ」として、本当の敵を探し出し倒していく黒崎高志郎（くろさき・こうしろう）を演じる。22年の現代が舞台となっており、いまの日本でリアルに起こっている詐欺に、クロサギが喰らいつくさまを描く。

「カツベン！」で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、主演を務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」が放送中の黒島は、検事になる夢を持つ、努力家で正義感が強い大学生・氷柱を演じる。自身の父が詐欺の被害に遭い、黒崎に助けられるが、詐欺師を詐欺で陥れる彼のやり方がどうしても許せない。黒崎とは二度と会うことはないと思っていた氷柱だが、あることがきっかけで彼の壮絶な過去を知り、その思いを理解するにつれ、気持ちに変化が芽生えていく。やがて、検事を目指す自分の立場とは相反する、詐欺師の黒崎への複雑な思いと葛藤することに。そんな黒崎と氷柱の間に生まれる切ないラブストーリーにも注目だ。

黒島は、「このお話をいただいたときは、率直にとてもうれしかったです。私が演じる氷柱は、ピュアな性格で、自分の信じているものをすごく大事にしている、芯の強い子だなと思います。私は“詐欺”というものに対し、行き場のない複雑な思いを感じてはいて、そこが氷柱とリンクするなと思いました」と、思いを明かす。「描かれる物語もとてもリアリティがあって、もし本当にクロサギがいてくれたら、この世の中はどうなるのかなと少し思ったりはします。自分の知らない世界を、このドラマを通して見ることができるのは、私自身もすごく楽しみです。純粋でまっすぐな氷柱を私自身一生懸命演じていきたいと思いますし、黒崎と出会って氷柱の中に生まれる切ない恋心も楽しみにしていただけたらうれしいです」と、コメントを寄せた。

金曜ドラマ「クロサギ」は、TBSで10月にスタート。武田梓プロデューサーのコメントは、以下の通り。

氷柱は黒崎にとって、本当の自分として初めて向き合う女の子になります。両親にとっての子どもである部分と、一人の大人として自分の人生を歩き出そうとしている部分。その狭間で一生懸命生きている氷柱が、黒島結菜さんによってどう輝いていくのか、今からとても楽しみです。別世界を生きるはずの黒崎と氷柱の、何かひとつ掛け違えたら大きく物語が変わってしまうんじゃないかと思えるような、絶妙な関係性にもご期待ください。