ウォーホルの死から3年後、ルー・リードとジョン・ケイルの迫真のライブ「ソングス・フォー・ドレラ」4Kレストア版公開
2022年9月6日 15:00

伝説的ロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リードとジョン・ケイルが1989年に行ったライブを記録たドキュメンタリー「ソングス・フォー・ドレラ」4Kレストア版が、10月28日から公開される。
アンディ・ウォーホルとリードの化学反応から生まれた、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。その両雄、リードとケイルが、1968年の決別以来21年ぶりに共演した無観客ライブの記録映画だ。シンプルなカメラワークで記録したのは、「エデンより彼方に」と「キャロル」でアカデミー賞撮影賞ノミネートの名匠エドワード・ラックマン。長い間失われたと考えられていたオリジナルネガを、ラックマンがトッド・ヘインズ「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」(2021)の撮影を進める過程で発見し、16ミリネガから4Kで復元した。
リードとケイルとって圧倒的なメンターであり、愛憎ともなう友人ウォーホル追悼のために行ったもので、ウォーホルの死後3年近く経てからのことだった。ウォーホル、リード、ケイル三者の悔恨と情愛が極限で交錯した唯一無二のパフォーマンスを目撃できる。演奏されるのはウォーホルに対する問いかけまたはウォーホル自身が語る設定の、リードとケイルが共同で書き下ろした15曲。二人は歌を交換する形で神話的なウォーホルの生涯にオマージュを捧げる。
今回の日本公開では、全15曲に日本語歌詞字幕が付く。アンディ・ウォーホルの人物と生涯を、生い立ち「スモールタウン」、社交「オープン・ハウス」、美術界「スタイル・イット・テイクス」、仕事の仕方「ワーク」、映画への憧憬「スターライト」、コンプレックス「フェイセズ・アンド・ネームズ」、ポップアートの真髄「イメージス」、ヴァレリー・ソラナスの殺人未遂「アイ・ビリーヴ」、愛情「ノーバディ・バット・ユー」、ファクトリーの仲間「ア・ドリーム」、追憶「フォーエヴァー・チェンジド」といったラインナップでうたい上げた。
10月28日ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
(C)1990 Initial Film and Television / Lou Reed and John Cale
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