「ガリレオ」シリーズ、15年の歴史を凝縮したPV披露 「実にエモい!」懐かしい映像満載
2022年9月2日 16:00
福山雅治主演の人気シリーズ「ガリレオ」の、15年にわたる歴史を凝縮したヒストリーPV(https://youtu.be/yiDEtQrgdIU)がお披露目。変人でありながら、天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学(福山)の「実にエモい!」という言葉が聞こえてきそうな、ファンにとっては懐かしい映像が満載となっている。
ベストセラー作家・東野圭吾氏の小説を原作に、ドラマや映画として人気を博してきた「ガリレオ」シリーズ。湯川が、不可解な未解決事件を、科学的検証と推理で鮮やかに解決していくさまを描く。2007年、フジテレビの月9枠で放送された連続ドラマ「ガリレオ」(第1シーズン)は、平均視聴率21.9%という高視聴率を獲得。08年に公開された映画第1弾「容疑者Xの献身」は、興行収入49億2000万円の大ヒットを記録した。13年には連続ドラマ「ガリレオ」(第2シーズン)が放送され、視聴率は初回から4週連続で20%越え。同年6月に映画第2弾「真夏の方程式」が公開され、興収33億1000万円を達成し、その年の実写邦画で第1位に輝いた。
ヒストリーPVは、8月31日に行われ、豪華キャストが登壇したジャパンプレミアでも上映された。映像は、「誰だ君は?」という声から始まる、湯川と、正義感溢れる警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)の出会いの場面で始まる。シリーズを追うなかで、湯川は准教授から教授になり、内海は新米刑事からキャリアを積んだが、どこか変わらないふたりの関係が、「ガリレオ」のメインテーマ「vs.~知覚と快楽の螺旋~」にのせ、ドラマティックに映し出されていく。いまではおなじみとなった、湯川の「実に面白い」「さっぱりわからない」というセリフも随所にちりばめられている。シリーズの歴史を振り返ったあとは、劇場版第3弾となる最新作「沈黙のパレード」を紹介。初披露映像とともに、さまざまな思いを抱えるキャラクターたちが切り取られている。
累計発行部数1500万部を超える原作シリーズの第9弾「沈黙のパレード」(文春文庫刊)を映画化する本作では、福山、柴咲に加え、湯川の大学時代の同期で、内海の先輩でもある刑事・草薙俊平役の北村一輝ら、おなじみの面々が続投。新たに、飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、岡山天音、川床明日香、出口夏希、村上淳、酒向芳、吉田羊、檀れい、椎名桔平らが参戦する。
ある日、湯川のもとに、内海が事件の相談にやってくる。行方不明になっていた女子高生が、数年後に遺体となって発見され、草薙がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった蓮沼寛一(村上)が容疑者に浮上しているという。蓮沼は過去の事件と同様、完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放。さらに彼が女子高生の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちの前に現れ、彼らを挑発したことで、町全体を憎悪の空気が覆う。そして迎えた秋祭りのパレード当日、蓮沼が殺害される。被害者を愛していた家族、仲間、恋人――全員に動機があると同時にアリバイがあり、全員が沈黙を貫く。
「沈黙のパレード」は、9月16日に全国公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。