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北野日奈子が青江ナギ、松井玲奈が柴ちゃん先生 ドラマ「少年のアビス」追加キャスト発表

2022年8月10日 07:00

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ヒロインを演じることになった北野日奈子
ヒロインを演じることになった北野日奈子
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS

峰浪りょう氏の人気コミックを実写ドラマ化する「少年のアビス」の追加キャストが発表され、北野日奈子本田望結、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、片岡礼子和田聰宏松井玲奈が出演していることがわかった。

2020年より「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、「次にくるマンガ大賞2021 コミックス部門」で11位を獲得した「少年のアビス」は、累計発行部数100万部を突破した大人気コミック。生まれ育った環境に縛られ、絶望の淵にいた高校生・黒瀬令児が、ある出会いをきっかけに、生きることは何かと希望を追い求める、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。絶望に満ちた主人公・黒瀬令児役は、連続ドラマ初主演の荒木飛羽が演じる。

荒木飛羽
荒木飛羽
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS

黒瀬令児は何もない田舎町で、引きこもりの兄、認知症の祖母、その2人の相手に疲れ切った母親と家族4人で暮らしていた。祖母の介護と仕事で忙しい母・夕子に早く楽をさせるため、高校卒業後は大学に進学せずに就職を考えていた令児は、この町から出ることを心の底では願いつつも、半ばあきらめていた。「家族」「将来の夢」「幼馴染」。そのどれもが、令児をこの町に縛り付けていた。これからも、何もない町、変わるはずのない日々の中で何も変わらず平凡に生きていく、そんな毎日に嫌気がさした高校2年生のある日、令児は運命を変える「彼女」と出会う。それは、田舎町に居るはずのない、憧れのアイドル・青江ナギだった。自分をこの町から解放してくれると直感した、ナギが差し出した救いの手は“心中”だった。

追加キャストが演じるのは、底知れない闇を感じさせるキャラクターたち。4月に「乃木坂46」を卒業した北野は、憧れのアイドル・青江ナギ役に挑戦。令児の幼馴染・秋山朔子役を本田、旧友・峰岸玄役を堀、担任・柴沢由里役を松井、母・黒瀬夕子役を片岡、小説家の似非森耕作役に和田が扮する。

ドラマ「少年のアビス」は、MBSにて9月1日24時59分から、テレビ神奈川では同日23時より放送スタート(チバテレ、とちテレ、テレ玉、群馬テレビでも順次放送)。追加キャストのコメントは、以下の通り。

☆青江ナギ
20歳。アイドルグループ「アクリル」のメンバー。幼馴染のチャコに勧められて、令児もファンになり、2人の憧れの存在。とある理由で、令児の暮らす町に突如やってくる。
<コメント>
 少年のアビス 青江ナギ役の北野日奈子です。今回、作品に参加させて頂けることが決まったタイミングで私は「少年のアビス」に出会ったのですが、「少年のアビス」に出会えてよかったと思っています。演じるにあたってナギちゃんの思いはどこにあるんだろうと考えれば考えるほど、深い深い川に落ちていきそうな感覚になるほど、ナギちゃんは影響力を持っています。ドラマのナギちゃんは周りの人にどんな影響を与えるのか、天使のような死神のような存在が皆さんの目にどう映るのか不安と楽しみな気持ちがあります。誰かの心を救うことができるようにナギちゃんとして「少年のアビス」を大切に大事に生きたいと思います。よろしくお願い致します!
本田望結
本田望結
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS
☆秋山朔子
17歳。令児の幼馴染。実家の「秋山茶舗」にちなんで愛称はチャコ。令児と同様に、田舎町に絶望を感じており、東京の大学への進学を希望している。
<コメント>
 チャコ役は私の想像の遥か上をいく役で、出演させていただくことをすぐに決断できなかった経験は初めてでした。何度もスタッフの方々と話し合い、自問自答を繰り返し、様々な葛藤を乗り越え、チャコに出会えた事、本当に感謝しています。ダークな部分だけでなく、人を愛する形や無邪気な中に隠れたチャコの凄みに生きていくことや人を愛する勇気を貰えました。全身全霊で演じさせていただきます。ラストまで楽しみにしていて下さい!
堀夏喜
堀夏喜
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS
【堀夏喜】
☆峰岸玄
17歳。令児とチャコの幼馴染。有限会社「峰岸建設」の社長の息子で、高校には進学せず働いている。令児をパシリに使っている。
<コメント>
 原作を読み、『少年のアビス』という作品の持つ暗くて深い魅力に、ページをめくるたびに心を惹きつけられました。今回、峰岸玄という人物を通して作品の世界の一人になることができ、とても光栄です。玄の言動に隠された本当の気持ちは何なのだろうと、彼の心の奥にある感情を探しながら彼を理解し演じさせていただきたいと思います。
松井玲奈
松井玲奈
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS
☆柴沢由里
29歳。令児の通う高校の教師。生徒からの愛称は「柴ちゃん先生」。元国体の卓球選手。ルーティン化した教師の仕事に嫌気がさし、退屈な毎日に麻痺しているが、ある日を境に感情が爆発し…。
<コメント>
 底知れない闇がある『少年のアビス』に参加することになりました。私が演じる柴沢由里は、自分の生徒を助けた所から理性の歯車が狂い出します。精神をすり減らしながらも、心を震わせ、没頭し、楽しめる役は初めてかもしれません。柴ちゃん先生と一体となれた時、体が粟立つようで、その感覚が病みつきにもなります。知らず知らず“町"という世界の闇に身を投じている人々が、一筋の光をつかもうともがいている姿をぜひご覧いただきたいです。
片岡礼子
片岡礼子
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS
☆黒瀬夕子
46歳。令児の母親。令児とは血が繋がっているが、長男は夫の連れ子。引きこもりの長男と認知症の母親の面倒を見ながら看護助手の仕事を続けている。
<コメント>
 今まで演じてきた母親役とは違う「夕子」を演じることが、簡単に想像がつきませんでした。実際に現場に入ってみて、自分の想定していた演じ方とは違う形に着地していく感覚です。誰でも「夕子」になりうるということを表現しようと思っております。夕子を正当化するわけでも、責めるわけでもなく、そうならざるを得なかった夕子に寄り添いながら、この物語を大切に描きたいと思います。最後に…この原作をすでに読んでいた家族がドラマを見て、私を「夕子」として認めてくれたら本望です。
和田聰宏
和田聰宏
(C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS
☆似非森浩作
46歳。小説家。令児の母親・黒瀬夕子とは中学の同級生。本名は野添旭。しばらく町から出ていたが、実家の母の介護という名目で町に戻ってきた。情死ヶ淵を舞台にした、小説「花の棺」の著者。
<コメント>
 明るく振る舞っていたかと思えば、妙に冷めている。この男はいったい何を考えているのか…そんな掴み所のない男だな、というのが脚本から受けた印象でしたが、何故だか、ふと影のある似非森に不思議な魅力を感じました。その魅力をしっかりと表現出来るよう、自分自身に落とし込み演じていきたいと思います。

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