フワちゃん、本人役以外で初声優 「ブレット・トレイン」の原作ファン「言ってみるもんだね」
2022年8月9日 14:00

ブラッド・ピットが主演を務める「ブレット・トレイン」の出発式イベントが8月8日、都内で行われ、日本語吹き替え版声優を務める山本舞香、堀内賢雄、津田健次郎、関智一、木村昴が出席。サプライズでフワちゃんも登場し、殺し屋ホーネットの声優を務めることが発表された。
伊坂幸太郎氏の小説「マリアビートル」を映画化した本作は、東京発・京都行、時速350キロの高速列車「ゆかり号」を舞台に、乗り合わせた殺し屋たちの任務と因縁が交錯する物語。

25年にわたりブラッド・ピットの声を務め、本作では主人公レディバグを演じた堀内は、レディバグが本編で着ているようなラフなTシャツ姿で登場。ほかの登壇者から「休日に家からそのまま来た人みたい」と突っ込みを受けるも、「実は腕時計やメガネもレディバグの雰囲気に合わせて選んだ」とこだわりを明かす。

女子学生プリンス役で声優に初挑戦した山本は、「錚々たる方々に参加させていただくこと言うことで、最初にお話をいただいただ時は楽しみだけれどちゃんとイメージを保ちつつできてればいいなと思いました。特に堀内さんとお会いする前は怖いイメージだったんですが、本日お会いしてニコニコされていたので緊張がほぐれました」と堀内の印象を語る。


原作ファンからも人気の高いキャラクター・タンジェリン役を演じた津田は「アフレコは関さんとは別だったんですが、関さんは僕の録った声を聴いて演じていてずるいですよ。普段は低い声のキャラクターが多いんですが、今回のタンジェリンは意外と声が高くて苦労しました」と告白。タンジェリンの相棒、レモン役を演じた関は「レモンの体格に合わせて低めの声を出していたので、声優としても挑戦の多い演技になりました。意外と手こずって僕も津田君くらい時間がかかりましたね」と振り返る。

ラッパーのバッド・バニー扮するウルフ役を演じた木村は「みんなが苦戦していたようですが、僕はいつも通りです(笑)。ただ、ウルフは非常に不運で哀愁がある役なので哀愁を表現できたらと思ってやりました」と感想を述べる。

その後、ホーネット役としてフワちゃんが初めて本人役以外のキャラクターで声優に初挑戦したことが発表された。原作ファンだったというフワちゃんは「『実写化するのやばい!』と言ってたら声優の仕事が来たんだよね。言ってみるもんだね」と大喜び。「口うるさい原作ファンの自覚があるんだけど、ちゃんと『マリアビートル』だった。映画って2時間しかないし時間足りないと思ってたけれど、そんなことない。ちゃんとブラット・ピットが伊坂に寄せてるぞ?と思ったらハリウッドなんだよね。後半は高速列車で起きることの範疇を超えてくるし、伊坂とハリウッドのいいとこどりの作品になってるよ!」と見どころを紹介した。
併せてフワちゃんの吹き替えシーン(https://youtu.be/b7Z3U3vUiCk)も披露され、声優陣から「わからなかった」「うまい」と絶賛されていた。
「ブレット・トレイン」は9月1日から全国公開される。R15+指定。
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