インド料理店が配給、音楽はA.R.ラフマーン、映画オタク役の主人公はラフマーンの甥! インド好きは鑑賞マスト「響け!情熱のムリダンガム」予告
2022年8月8日 14:00

東京・荒川区の南インド料理店なんどりが作品に惚れ込み、自ら日本配給を担うタミル語映画「響け!情熱のムリダンガム」の予告編とポスタービジュアルが公開された。
インド伝統音楽の打楽器“ムリダンガム”奏者を志す青年が、カーストや伝統芸能の承継に伴う軋轢などの困難を情熱で乗り越えていく青春映画。「スラムドッグ$ミリオネア」のA・R・ラフマーンが音楽を担当し、主演はA.R.ラフマーンの甥でもある、G.V.プラカーシュ・クマールが務めている。叔父と同様に映画音楽の作曲家としても知られる音楽の才能を、ムリダンガム奏者を演じることでスクリーンに爆発させる。
音楽をテーマにした作品で評価が高いラージーブ・メーナン監督の長編3作目。2018年東京国際映画祭(上映タイトル「世界はリズムで満ちている」)でも満席・大喝采を受けた話題作で、映画「ベスト・キッド」(87)や「セッション」(15)を彷彿とさせる、熱き師弟関係を描き出す。音楽は、「スラムドッグ$ミリオネア」のオスカー受賞で世界的音楽家となったラフマーンが、自身の出身地・南インドの美しい伝統音楽と土着的な音楽の両面から社会性の強いテーマに迫る。
インドのチェンナイ。両面太鼓のムリダンガム職人の息子ピーターは、映画スター、ブィジャイの推し活に余念のない学生。だがある日父の作ったムリダンガムを巨匠が演奏するのを目の当たりにし、自分もその奏者になりたいという衝動が起こる。その瞬間から、カーストによる差別、伝統音楽と映画・テレビ業界との軋轢、伝統芸能の生き残りと承継、世代間の意見の相違など、様々な障壁や困難に次々と立ち向かうことになる。
予告編では、インド映画スターヴィジャイの熱烈なファンである主人公が、父が作るインドの伝統的な打楽器ムリダンガムの魅力に魅了されるさまを活写。楽器職人は演奏家になれないという、インドの社会的な困難に直面しながらも、自らの夢に向かっていく姿を切り取っている。
10月1日、シアター・イメージ・フォーラムで公開。
(C)Mindscreen Cinemas
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