17キロの壮絶なダイエット敢行! 「プアン 友だちと呼ばせて」主演2人が明かす撮影秘話
2022年7月15日 10:00

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のナタウット・プーンピリヤが監督を務め、ウォン・カーウァイが製作総指揮を務めた「プアン 友だちと呼ばせて」のメイキング&インタビュー映像を、映画.comが独占入手した。主演のトー・タナポップとアイス・ナッタラットが撮影にまつわる秘話を明かしている。
タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興収1位を奪取し、世界中からリメイク権を熱望された「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」。プーンピリヤ監督の才能に惚れこんだカーウァイ監督が、自らプロデュースを熱望した作品が「プアン 友だちと呼ばせて」だ。プーンピリア監督の半自伝的な物語となっており、若くして他界した実在の親友に捧げている作品でもある。
(C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.NYでバーを経営する青年ボス(タナポップ)のもとに、バンコクで暮らす友人のウード(ナッタラット)から数年ぶりに電話が入る。ガンで余命宣告を受けたので、帰ってきてほしいというのだ。バンコクに戻ったボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、2人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える“ある秘密”を打ち明ける。
(C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.ボス役のタナポップは、185センチの長身を生かしモデル、俳優、歌手としてマルチに活躍している人物。代表作の大ヒット学園ドラマ「Hormones」シリーズでは学年一の不良少年パイ、映画「May Who?」ではスポーツ万能で学校一のモテ男を演じ、常に「一位」に鎮座するイケメンを演じ分け、タイのティーンを中心に絶大な人気を得ている。また、事務所の垣根を越えて、若手俳優たちが集結したイケメン俳優ユニット「9×9」の中心メンバーとしても一斉を風靡した(期間限定のユニットで、現在は活動終了)。現在は、最新作「ゴースト・ラボ 禁断の実験」が Netflixで配信されている。
カクテルづくりを学び、完璧にマスターして撮影に臨んだという努力家な一面も合わせ持つタナポップ。インタビューでは、どの質問にも真摯に答え、時折みせる笑顔がチャーミングだ。ボス役については「人生に壁のある人間で、口に出すことと思っていることが真逆だったりする。一番難しかったのは時代ごとの演じ分けが大変だった」という。また、一番楽しかったことを問われると「地方の飲み屋のシーンが1番楽しかった。コブラ酒を飲んでウードは潰れてしまって」との旅の途中で繰り広げられる“酒宴のシーン”をあげている。
(C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.ウードを演じたナッタラットは、「Ice」のニックネームで知られる俳優。180センチ以上の長身を生かし、タイで約4年間モデル活動をした後、韓国のモデル事務所に所属し、ほぼすべてのファッション誌に登場。韓国のランウェイを最初に歩いた、唯一のタイ人モデルでもある。タイ帰国後は、俳優業に本腰を入れ「DIARY OF TOOTSIES1・2」「One Year」といったドラマや、映画「Friend Zone」、韓国ドラマのタイ版リメイク「Voice」などにも出演している。
余命宣告を受けた青年という役を体現するため、17キロもの壮絶なダイエットをして撮影に臨んでいたナッタラット。インタビューでは「その体重を2カ月維持するのが大変だった」と語っている。そして、楽しかったことについて話が転じると「NYの地下鉄のシーンが1番楽しかった」と説明。「1日駅を貸し切り、線路に降りて撮影。貴重な経験になった」と映画ならではの大掛かりな撮影が心に残ったようだ。
なお、タナポップとナッタラットは、実際に10年ほど前からの知り合い。本作で久しぶりの再会を果たしたそうだ。
「プアン 友だちと呼ばせて」は、サンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞に輝いている。8月5日から新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開。
(C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
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