ギョーム・ブラック監督「みんなのヴァカンス」8月20日公開 南仏で夏を謳歌する若者たちを描く青春映画
2022年7月11日 12:00

ギョーム・ブラック監督の最新作「みんなのヴァカンス」が、8月20日公開される。ユーロスペースでは、「女っ気なし」「やさしい人」「7月の物語」など、ギョーム・ブラック監督の特集上映も同時開催される予定だ。
本作は「7月の物語」(17)に続いて、ブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと製作した作品。もともとテレビ放映用の企画であったが、その高いクオリティーが評価され、第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品され、国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した。
女の子、もてない男、水遊び、サイクリング、嫉妬、諍い…勢いにまかせて夏を謳歌しようとする若者たちの姿を、ブラック監督が優しい眼差しで描いた青春映画。南フランスのきらびやかな風景の中、不器用で愛おしい夏休みが、静かに映し出される。
ブラック監督は「私の新しい映画『みんなのヴァカンス』をみなさんに紹介できて嬉しく思います。夏の物語、かなわぬ恋、さまざまなバックグラウンドを持つ若者たちの混沌とした友情。みなさんがたくさん笑って、少しだけ涙を流してくれることを願っています」とコメントを寄せている。
夏の夜、セーヌ川のほとりで、フェリックスはアルマに恋をする。夢のような時間を過ごすが、翌朝、アルマは家族と共にバカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールを道連れに、アルマを追って南フランスの田舎町ディーに乗りこんでいく。自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目なエドゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会いとすれちがい、友情の芽生え…それぞれのバカンスが始まっていく。
(C)2020 - Geko Films - ARTE France
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