「闇金ウシジマくん」実写シリーズの新章開幕! 女闇金・犀原茜が主人公の外伝、9月放送・配信
2022年7月6日 08:00
真鍋昌平氏の人気漫画を実写化した「闇金ウシジマくん」シリーズの新章「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」が、9月13日の26時からdTV、Netflixで先行配信、9月20日からMBS/TBSドラマイズムにて放送されることがわかった。主人公は「闇金ウシジマくん Part2」から登場した女闇金・犀原茜(さいはら・あかね)。同役を再び高橋メアリージュンが演じ、宮世琉弥、マキタスポーツの出演も明らかになり、ティザー映像(https://youtu.be/S69BiMfJIiQ)も披露された。
法外な金利で金貸しをする闇金融業者と債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた人気漫画「闇金ウシジマくん」。2010年には、山田孝之主演でテレビドラマ化。その後、映画、スピンオフ作品も含めると10タイトル、実写シリーズは約6年に渡って続いた。16年、映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で終止符が打たれた本シリーズだが、今なお、各種配信サービスを中心に高い視聴回数を記録し、復活を期待する声は多かった。
主人公の犀原は、丑嶋の最大の宿敵。「闇金ウシジマくん Part2」のオリジナルキャラクターとして登場し、狂気に満ちた取り立てで視聴者を震え上がらせた。これまでのシリーズでは“丑嶋のライバル”としてしか描かれてこなかったが、本作では女性でありながら非合法な金貸しとして生きる彼女が、アウトローゆえにヤクザたちにつけこまれ、理不尽な要求を受けながらも裏社会で生き抜く様が描かれる。
宮世が演じるのは、闇金「ライノーローン」のメンバーに新しく加わる硲悠斗(はざま・ゆうと)役で参加。役者志望で、ひょんなことから犀原の手下となりアウトローの金融屋として働くことになったキャラクターだ。マキタスポーツが続投するのは、犀原茜の右腕である村井役。主人・犀原のドSな仕打ちに対して喜びを感じる人物で、本作でも異常なまでの忠誠心を見せている。
企画・プロデュース、監督を務めるのは、実写版「闇金ウシジマくん」シリーズ生みの親である山口雅俊。令和の“新世代・闇金ワールド”で、地位や金、欲望に支配される人間の弱さ・儚さを、恐怖と絶望、悲哀とたっぷりのユーモアを交えて描く。なお、本作は「闇金ウシジマくん」と、丑嶋の宿敵・滑皮(なめりかわ)を主人公とした「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」の2作品を原作としている。
「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」は、全15話。8月頃には、MBSにてドラマ「闇金ウシジマくん Season1」の再放送を予定している。
高橋、宮世、マキタスポーツ、山口監督のコメントは、以下の通り。
(ドラマのオファーを受けて)ウシジマシリーズファンや私自身のファンの方々から、「犀原茜が大好きなので、犀原茜のスピンオフをやってほしいです」という要望が多く、話が出たときは本当に嬉しかったですし、みんなが喜んでくれるだろうと思いました。今までは“ウシジマ”がいてこその犀原茜だったので不安はありましたが、何度か演じさせていただいているので、キャラクター(を演じること)への不安は全然なかったです。変わらないこと、今までの犀原茜がブレない、ということがすごく大事だと思っています。山口監督とは、映画Part2で初めて犀原茜を演じる時に、話し合ってキャラクターを作ってきたので、今回このドラマを「犀原はこうだよね」という話はしていないです。私も監督のことをすごく信頼していて(監督にも)信頼していただいていると思うので、「Part2のときからブレないようにやろう」という気持ちで臨んでいます。
母親が「ウシジマくん」の大ファンで、(出演を知って)まるで宝くじが当たったかのようにすごく喜んでくれました!
これまでたくさんの方々が出演してきた作品で、その歴史の中に僕が新しい役として参加させて頂くのが不思議で、まだ実感が湧いていないです。硲は役者志望なので、犀原さんから毎回いきなり指示があり、ホストや詐欺師のサラリーマンなど、いろいろな人物になって潜入したりします。過激なシーンやアクションシーンも多く、たくさんのことをこの作品で経験させてもらっています。(このドラマは)夜にマネージャーさんから頂いた台本の第1話を開いた瞬間、止まらなくなって一気に15話まで深夜に何時間も読んでしまうほど内容も面白いです。
“ウシジマくんシリーズロス“の方たちにも、もってこいの作品になっていると思います!
犀原茜というキャラクター自体に(ドラマの主人公となる)可能性はあると思ってはいました。ただ、「僕はお仕事頂けるのかしら?」と思っていました(笑)。(本作の台本を読んで)犀原茜の生い立ちや、今まで描かれてこなかった彼女の背景を知り、血も涙もないような彼女のキャラクター性に奥行きが出ていて、面白かったです。
村井はただもう、犀原茜に忠義を尽くすキャラクターです。姉さん(犀原茜)とは長年連れ添っていますからね。かゆいところに手が届く、顧客満足度というか、“サイハラ満足度”の高いカスタマーサービスをやらせていただいております(笑)。
ドラマとして新しい形の、アウトロー的な極悪エンターテインメントになっていると思うので、楽しんでいただけたらと思います。
9年前、映画『闇金ウシジマくん Part2』のラスト、ウシジマ(山田孝之)とマサル(菅田将暉)の決着シーンを撮影していた時点で、映画の重要なキャラクター・犀原茜を演じる女優はまだ決まっていませんでした。
山田くんと菅田くんの撮影の合間に、ロケ場所の近くで立ったままオーディションしたのが、まだ新人だった高橋メアリージュン。
そこから一気に人気キャラとなった犀原茜がトップタイトルの作品をいよいよ送り出すことができて感無量です。
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