血飛沫、臓物、裂ける皮膚……ゴア描写はCGに頼らず!「哭悲」閲覧注意のメイキング映像
2022年7月6日 21:00
世界のジャンル系映画祭を席巻したエクストリーム・ホラー「哭悲 THE SADNESS」(R18+指定)が7月1日より封切られ、徹底したゴア描写と凄惨な展開が話題を呼んでいる。映画.comでは、メイキング映像を独占入手。目を背けたくなるようなシーンは、どのように創造されていたのか――その背景を知ることができる“閲覧注意”の映像だ。
凶暴性を助長するウイルス「アルヴィン」の感染拡大によって暴力で溢れかえる台湾を舞台に、1組の男女が再会を果たそうとするさまが描かれる。監督を務めたのは、長編初挑戦となったロブ・ジャバズ。大のホラー映画好きでもあるジャバズ監督は、さまざまな名作ホラーからインスピレーションを得て、パンデミックを経験した後の世界で目を背けたくなるような暴力が横行するという、決して絵空事とは言い切れない衝撃的な映画を創り上げてみせた。
メイキング映像では、強烈すぎるゴア描写について明かされている。語り手は、SFXメイクアップアーティストのビクター・チャン(覺藝工作室)。「この映画は私たちは手がけてきた作品の中で、最もハードで血まみれの映画だと思います」という話に連なるように、インパクト抜群の舞台裏映像が挿入されていく。
血まみれの車内、飛散した臓物、引き裂かれる皮膚、損壊した死体、笑顔の感染者――。「監督は台湾でCGに頼らない映画を撮りたかったため、特殊メイクによってリアリティを追求しました」と説明するチャン。「私たちは人工の肉体や臓器を数多く作り、被害者や感染者の特殊メイクにもたくさんの時間とパワーを費やして考えてデザインしました」と語っている。
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