不可思議な思考実験が繰り広げられる「5億年ボタン」野沢雅子主演で7月14日にTVアニメ放送開始
2022年6月20日 07:00
![7月14日から放送開始](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97217/34052e58666f928a/640.jpg?1655528882)
(C)STUDIO SOTA
ベテラン声優の野沢雅子が主演を務める「5億年ボタン【公式】~菅原そうたのショートショート~」の放送が7月14日からスタートすることが決定し、プロモーションビデオ第1弾が公開された。野沢のほか、三森すずこ、大空直美、高野麻里佳らが出演する。
原作は、2002年に刊行された菅原そうたのCG漫画「みんなのトニオちゃん」(文芸社刊)に収録され、ネット上で根強く議論され続けているエピソード。ボタンを押すだけで100万円がもらえるかわりに5億年間を何もない空間で過ごすことになるが、規定の歳月が経過した瞬間にその間の記憶が消去されて元の場所に戻るため、当人の感覚としては一瞬のことになるというアルバイトについて、ボタンを押すべきか押さぬべきかという思考実験が繰り広げられる。アニメの作中では、入院中の父親の治療費が払えず途方に暮れる3姉弟の前に「5億年ボタン」を持つ人物が現れる。
![画像2](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97217/3e9439b611fae2ba/640.jpg?1655528882)
野沢は、なんでも不思議がる主人公の5歳児・トニオ役を担当。トニオの姉で行動的な14歳のジャイ美役を三森、同じく姉で思慮深い17歳のスネ子役を大空、謎の発明品を見せてくる正体不明の不審者・井上博士を高野が演じる。そのほか、三上枝織、ボルケーノ太田、羊宮妃那、銀河万丈の出演が決定している。PV第1弾では、トニオら姉弟と井上博士が「5億年ボタン」をはじめとする思考実験に翻弄される様子が、声付きで描かれている。
今作では「gdgd妖精s」や「でびどる!」などのアニメ作品のクリエイターとしても知られる原作者の菅原が、監督、シリーズ構成、キャラクターデザインなどを一手に担う。また、オープニング主題歌はバーチャルロックシンガーの幸?が歌う「TIME」、エンディング主題歌は同じくバーチャルシンガーとして活躍する理芽による「チクタクボーイ」に決定した。
![画像3](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97217/a0e45ac425f6c9ba/640.jpg?1655528882)
放送は7月14日深夜12時30分からTOKYO MXでスタート。17日午後11時30分からAT-Xでもオンエアされる。地上波放送の開始に合わせて、ABEMA、FOD、dアニメストアなどの動画配信サービスで順次配信がスタートする。
以下にキャストのコメントを掲載する。
![画像4](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97217/a725866f1995e2bc/640.jpg?1655528882)
【野沢雅子(トニオ役)】
私も5億年ボタンがあったら押してみたい!
自分が5億年ボタンで飛ばされたとして、怖い・不安という気持ちよりも、その状況を「どう楽しめるか」を考えながら完成した映像を拝見しました。でも5億年も無の空間にいるのは辛いから、だれか頭の良い人が5億年の途中でも現実に戻れるボタンを発明してからじゃないとやっぱり嫌かも(笑)。
このアニメの見方はそれぞれです。ひとりひとり違う捉え方で5億年ボタンの世界を楽しんでください。
【三森すずこ(ジャイ美役)】
再び菅原そうた監督の作品に出演することが決まり、きっと今回もまた摩訶不思議なストーリーに出会えるのだろうと思っていたのですが、今回も想像を限界を超えた不思議さです。
そして、ものすごく哲学的でした。
背筋がゾゾっとするようなストーリーに引き込まれていくこと間違いなしです。
もちろんアドリブコーナーもあります!
野沢雅子さんとも共演させていただけて、とてもぜいたくな経験をありがたく思っています。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。
![画像5](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97217/b0c704342c839201/640.jpg?1655528882)
【大空直美(スネ子役)】
思考実験好きにはたまらない、魅力的なテーマに焦点を当てています。
皆さんもぜひ、「自分だったらどうしよう?」なんて、深く思考の世界に浸ってみてはいかがでしょうか……!
どうぞ、楽しみにしていてください!
【高野麻里佳(井上博士役)】
人類とは。宇宙とは。
誰もがふと考えたことがある、かもしれない。この世の概念を説くチャレンジングなアニメです。
もしこれが、あの穏やかでいかにも親しみやすい「菅原そうた監督」の頭の中をのぞき見た作品だとすれば、人の興味はどこまで深く広く果てしないのだろうと笑えてきてしまいます。
押すか押さぬかだけでは終わらぬ「5億年ボタン」皆様お楽しみに!
【アニメハック】