山田涼介、「ハガレン」で共演の内野聖陽に感謝の手紙「素敵なクソ親父でした」
2022年6月14日 21:00
実写映画「鋼の錬金術師」の完結編2部作の後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」の舞台挨拶付き完成披露先行上映が6月13日、都内で行われ、山田涼介、寺田心、内野聖陽が登壇した。
荒川弘氏による傑作漫画を映画化した本作は、錬金術が存在する世界を舞台に、死んだ母をよみがえらせるため、禁忌とされる人体錬成を行ったエドとアルのエルリック兄弟の冒険を描く。完結編の後編となる「最後の錬成」では、国中の人々の魂と引きかえに“完全な存在”になること目論む最後の敵“お父様”との国家を揺るがす最終決戦が繰り広げられる。
主人公エドワード・エルリックを山田、セリム・ブラッドレイを寺田、ヴァン・ホーエンハイムと“お父様”の2役を内野が演じている。
本作を鑑賞した山田は「原作ファンの自分として、エド役の自分としても、内容を知っているのにウルっとしてしまった。自分が映っている作品を見て初めての感覚だったので、それぐらい思い入れの強い作品だと思いましたし、撮影が終わったのが2年前で、2年という月日をかけて監督やスタッフさんが作ってくれた作品に感動したんだと思います」と話す。
「最後の錬成」を鑑賞した原作者・荒川氏からのコメントも披露され、山田は「ハガレンの生みの親の先生にそういうお言葉をいただけるのが本当にありがたいですし、やらせていただいて良かったと思います」と感無量の表情を見せた。
今回初共演となった山田について、寺田は「山田さんに頭を掴まれるシーンがあったんですが、気迫がすごくてマネージャーさんのところに行って『やばい』と言っていました(笑)。かっこいいので見られるとダメで、ずっと恥ずかしくなっていました……言葉では表せないんです」と圧倒された様子。
内野は「(山田の)ファンの方もご存じかもしれませんが、ハガレンの世界を愛していて、第1作目からこの作品を良くしたいという信念を持ち、それを背中から共演者みんなに醸し出している感じがして立派だなと思って見ていました。中性的な魅力を持ってらっしゃるので、漫画ではエドははっちゃけているキャラクターですが山田君が演じると色気があって素敵だなという瞬間が多かったです」と振り返り、2人のべた褒めを聞いた山田は「恥ずかしい」と赤面した。
舞台挨拶では、今週末の父の日にちなんで山田と寺田から内野へサプライズで手紙が読み上げられ、内野は「こんなに心のこもった手紙で嬉しいです!」と感激していた。
「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は6月24日に公開。荒川氏のコメント、山田、寺田の手紙の全文は以下の通り。
感動するシーンが繋がっていて、全編見どころだらけでした。
オープニングも意外なところから始まって、面白いと思って見ていたら、そのまま二時間あっという間で楽しませていただきました。
体のつくりから仕草すべてが、エドそのものでした。クライマックスのシーンは完璧の一言。
若かりしホーエンハイムの全部諦めているような表情や、若いお父様のムキムキ具合がエドとはまた違って、一人三役も素晴らしかったです。
内野さんはキーパーソンであるホーエンハイムとお父様を、一人二役で演じ切られていて、とにかくすごかったという言葉しか出てこないです!
寺田心君はセリム=プライドのクソガキっぷりがすごくよかったです!悪い心君も良いなと思いました。
ラストはいつあのセリフを言うのかニヤニヤしながら見ていました。気持ち良く終われて本当に良かったです!
もっとこい。もっとこい息子よ。と仰ってくださって
そこからエドとしてのギアがもう一段階強く入りました。
ホーエンハイムは内野さん以外考えられません。素敵なクソ親父でした。
この先もずっと芸能界の尊敬する父として慕わせてください。
最初にホムンクルスの役と言われた時は人間ではない役をどう演じるんだろうと不安になりましたが、舘さんや本郷さんが演じるホムンクルスたちの長男として一生懸命演じました。
内野さんのように色々な役を演じられる俳優さんになれるように頑張りたいと思います。
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