伊藤健太郎、2年ぶり出演映画の完成披露「感謝以外ない」涙ぐむ瞬間も
2022年5月17日 19:59

俳優の伊藤健太郎が5月17日、都内で行われた主演作「冬薔薇(ふゆそうび)」の完成披露上映会に出席した。出演作のプロモーションに登場するのは、2020年10月に行われた「とんかつDJアゲ太郎」のPRイベント以来、約1年7カ月。不祥事を乗り越え、2年ぶりの映画出演を飾り、「今日、この場に立てていること。この景色を見られることをうれしく思っています。作品をお届けできるのが非常にうれしいですし、感謝以外の何でもない」と感無量の面持ち。天を仰ぎ、涙ぐむ瞬間もあった。
上映会には伊藤をはじめ、主人公・渡口淳の両親を演じた小林薫と余貴美子、伊藤をイメージしてオリジナル脚本を当て書きした阪本順治監督が登壇した。ある港町を舞台に、学校にも行かず、不良仲間とつるみながら、友人たちから金をせびってダラダラと生きる淳が、思わぬ事件に巻き込まれる。横須賀でオールロケを敢行された。
オファーを振り返り、伊藤は「こうしてスクリーンに戻れるんだとわかり、あのタイミングで手をあげてくれた阪本監督にも、ありがたい気持ちだった」としみじみ。クランクイン当日は「いろんな気持ちがありましたが、やはりめちゃめちゃ怖かった」といい、「1年のお休みもありましたが、現場に入ったら、温かい雰囲気で撮影させていただき、余計な不安は取り除かれた」と改めて感謝を示した。

ベテラン勢との共演については、「刺激をたくさんもらいましたし、本当に財産ですね。めちゃくちゃカッコいい背中を見せていただき、自分も頑張らないと思った」と俳優としての再始動に決意も新た。「映画復帰という形で、この作品参加させていただき、いろんな賛否あるのは覚悟していますが、あのタイミング(撮影当時)に最大の力を出し切った」と手応えを示した。
共演陣は「伊藤くんの復帰1作目に呼ばれた縁も感じる」(小林)、「伊藤くんがすぐ現場に馴染んでくれて、すぐ親子になれました」(余)と伊藤の人柄を絶賛。阪本監督も「余さんもおっしゃっていましたが、他人の話をちゃんと受け止めて、どんな質問もごまかさず、正直にすべて語ってくれたので、信頼できる」と語り、「スクリーンが似合う子」だと太鼓判。「伊藤くんが主演であり、群集劇であり、さまざまな世代の人たちがうごめく映画です」とアピールしていた。
「冬薔薇(ふゆそうび)」は、6月3日から新宿ピカデリーほか全国公開。眞木蔵人、永山絢斗、毎熊克哉、坂東龍汰、河合優実、佐久本宝、和田光沙、笠松伴助、伊武雅刀、石橋蓮司らが顔をそろえる。
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