ロマン・ポランスキーが歴史的冤罪事件を映画化 「オフィサー・アンド・スパイ」松平定知ナレーションの本予告完成
2022年4月27日 08:00

ロマン・ポランスキーが監督を務め、第76回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した「オフィサー・アンド・スパイ」の本予告が披露された。
反ユダヤ感情が高まる19世紀末のフランスで起きた歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”を基にした歴史サスペンス。ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスは、ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告される。ところが対敵情報活動を率いるピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。上官に対処を迫るが、国家的なスキャンダルを恐れ、隠蔽をもくろむ上層部に左遷を命じられてしまう。
本予告では、スパイの罪を被せられたドレフュス大尉と、彼の無実を裏付ける真実を知ってしまったピカール中佐が、あらゆる手段で隠蔽を謀る巨大国家権力に抗い、正義のために命懸けの逆転劇に挑む姿が描かれる。
ナレーションを担当したのは、NHKの長寿番組「その時歴史が動いた」のキャスターで知られる松平定知。松平は「毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる―――『それは敵のデマ』と一方の当事者は言う」とコメントを寄せ、この事件が現代の社会にも通じる物語であることを伝える。怒号を浴びせる群衆や銃声、法廷で取り乱すドレフュスの姿。絶体絶命の中、ピカールがとった一発逆転の賭けとは。松平によるナレーションとサスペンスフルな展開が、壮絶なドラマを予感させる。
「オフィサー・アンド・スパイ」は、6月3日からTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。松平のコメント全文は以下の通り。
毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる―――「それは敵のデマ」と一方の当事者は言う。
19世紀末。無実で収監されたドレフュス大尉を救うため奔走するピカール中佐は、苦境の中でこう呟き、自らを奮い立たせる―「事実は変えられない」! そして、、、。
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