「モダンラブ・東京」に水川あさみ、永作博美、ユースケ・サンタマリア、池松壮亮! 今秋に世界同時配信
2022年3月30日 17:30
Amazon Prime Videoの戦略・ラインアップ発表会「Prime Video Presents」が3月30日に行われ、Amazon Original「モダンラブ・東京」の制作が発表された。水川あさみ、永作博美、ユースケ・サンタマリア、池松壮亮、ナオミ・スコットが出演。ショーランナー兼監督を「オー・ルーシー!」の平柳敦子(柳の正式表記は、木辺に夕卩)が務め、黒沢清、荻上直子、廣木隆一、山下敦弘が各エピソードの監督を務める。
ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたAmazon Original「モダンラブ」は、2019年にアメリカで制作された。「モダンラブ・東京」は、同作の舞台を東京に移し、全7話で描かれる。忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、さまざまな“愛”のカタチを映画界の第一線で活躍する監督陣が描出する。
平柳監督作「息子の授乳、そしていくつかの不満」には水川、同じく平柳監督による「彼は最後のレッスンを私にとっておいた」には池松、スコットが出演。黒沢監督作「彼を信じていた13日間」で永作とユースケ・サンタマリアが共演する。今回の発表に伴い、本編を使用した特別映像(https://youtu.be/cedqQ51aa10)も披露された。
なお「Prime Video Presents」では、大泉洋がMCを務める音楽エンターテインメント番組「ザ・マスクド・シンガー」のシーズン2が今夏配信されることが発表。また、伝説的アトラクション系バラエティ番組の“復活版”となる「復活!風雲!たけし城(仮題)」の制作も決定し、23年よりプライム会員向けに全世界独占配信されることも明らかにされた。
『愛』というのは、異なる国や、文化や、価値観を持っていても、『愛』であり、変わりがなく、私たちを結びつけるものです。それは、私たちが生まれながらにして持っているものであり、私たちのコアにあるものです。考えなくても、分析しなくても、瞬時に理解できる世界共通語なのです。アメリカ発の「愛」の物語を、日本独自の物語にアレンジし、オリジナルと同じように世界のオーディエンスにインパクトを与えることができれば、その証しになるのではないかと期待しています。
これまで「モダン」にも「ラブ」にも縁がなかったので、僕に本当にできるのかなと最初は不安もありました。でも、永作さんとユースケさんには、何と言うか永遠の青春とでも呼ぶべき輝きがあるんですね。作品は、当初は予想もしなかった不思議な方向へとシフトしていきました。元々は小さな所帯じみた話なのですが、お二人が演じるとそれがどこか神話のような雰囲気を帯びてくる。素晴らしい経験でした。
海外版のように、軽快で楽しく、温かい気持ちになれるような作品にしたいと思いました。オムニバス作品は気軽に観られる点が一番魅力的だと思います。その日のその時の気分で、1話から観てもいいし、タイトルで選んで観てもいい。私の場合は、1日の最後に布団に潜り込みながら観ています。
オムニバスは連続ドラマのように同じ人が出るわけではなく、一つ一つがパズルのようで、7つの作品全体が『モダンラブ・東京』を形成しているから面白いですよね。それぞれの監督の作品ごとにテイストが違いますし、皆さんが『モダンラブ・東京』をどういう風に考えて描いたのか楽しみです。
海外版の『モダンラブ』を面白く観ていたので、あの空気感をどう東京に置き換えればいいのかを考えながら作りました。“どこにでもありそうな特別なお話”という、『モダンラブ』の持つ魅力をどうやって東京に活かせるか?あとは、役者達が素敵に見える作品になればいいなと思いました。
愛の喜びとか愛の悲しみとか、誰にとっても普遍的なものがテーマになっています。今の時代に愛を語るのは少し恥ずかしくてくすぐったいですが、様々な愛の形や姿が描かれているので、自分はどの物語に寄り添えるのかとドラマを観て共感してもらえると嬉しいです。
普段見ているラブストーリーよりも、愛のスケールが大きいと思います。だから、観たら絶対にちょっと恋したくなると思います。幸せの泡がポコポコ浮いてくるような物語ですので、それを掴んで楽しんで下さい。
『モダンラブ・東京』はちょっと大人で、甘酸っぱいだけのものではなく、ほろ苦いとも違うようなちょっと乾いた物語になっています。今まであまりそういう物語はなかったと思うので、海外でも人気ですし、そういう作品を見たい人は多いと思います。黒沢監督の作品として自信があるので、ぜひ楽しみにしていてください。
平柳敦子さん、ナオミスコットさん、Amazon USとJapan チーム、アメリカの撮影クルー、素晴らしい方々に出会い、人と出会うこと。想うこと。愛するということについて取り組みました。距離や違いを越えてゆくこのラブストーリーのプロセスと機微に今の時代の希望を探しました。Modern Love という素晴らしいシリーズの一員になれたこと、心から光栄に思います。
元々『モダンラブ』シリーズのファンでしたし、日本や日本の文化も大好きなので、この作品に参加することは全く難しい決断ではなかったです。脚本を最初に読んだ時、意図的/計画的でありながら、自発的/能動的であるという両方の側面を持ったこの作品のメッセージに、とても共感しました。自分の「勘」を信じることを教えてくれる感動的でかわいらしい作品に仕上がったと思います。
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