「∞ゾッキ シリーズ」製作決定! 竹中直人&山田孝之&齊藤工が新たな“監督作”を創出
2022年3月30日 16:00
竹中直人、山田孝之、齊藤工が共同監督を務め、1本の長編映画としてまとめ上げた「ゾッキ」と、その裏側をドキュメンタリーとして描いた映画「裏ゾッキ」。このほど、続編となる「∞ゾッキ シリーズ」の製作が決定した。
人気漫画家・大橋裕之氏の幻の初期作品集「ゾッキA」「ゾッキB」に収録された珠玉の作品たちを基にした「ゾッキ」。新たに製作される「∞ゾッキ シリーズ」は、ドラマ、ドキュメンタリー、旅番組が融合した作品となる。
竹中、山田、齊藤は、ドラマシリーズで再度監督を務めることに。竹中監督は、愛の書店員が歪んだ社会に睨みをきかす「平田さん」(「ゾッキC」掲載)、山田監督は謎の見張り台から何かを監視する男の一時を切り取った作品「見張り台」(「ゾッキB」掲載)、齊藤監督は郊外のホームセンターの中で想いが行きかう男と女の姿を描く「シーン1」(「ゾッキC」掲載)を制作。蒲郡市、豊橋市、豊田市の地域連携で撮影を行う。
ドラマパートとあわせて“市民が主役”の製作の裏側を追ったドキュメンタリー「裏ゾッキ」続編、ロケ地域の魅力を紹介する「旅ゾッキ」も制作されることに。「裏ゾッキ」続編では、「ゾッキ」に出演していた松井玲奈がナレーションを担当。また「旅ゾッキ」では、松井、鈴木福が旅人を務め、地域の魅力を発信していく。
「∞ゾッキ シリーズ」(全12回)は、4月3日よりBSデジタル放送「BSJapanext」で先行放送を開始。第1回は、映画「ゾッキ」が誕生するに至った経緯を、原作者・大橋氏、監督を務めた竹中、山田、齊藤のインタビューを通して紐解く制作秘話となっている。5月には撮影地域でのイベント上映会を実施。7月よりAmazon Prime Videoほかで配信がスタートし、世界にも発信される。
竹中、山田、齊藤のコメントは、以下の通り。
『ゾッキC』、大橋さんは再びすごいものを描いてしまった…!と感動してしまいました。全ての物語が素晴らしかったです。その中の「平田さん」という物語を監督します。あまりにも理想的なキャスティングになりました!最高の「平田さん」ができそうな気配を感じています。
「∞ゾッキ」いよいよ始まります、楽しみにしていてくださいね!
「ゾッキ、またやりたいですよね」という話があった中で、次やるのであれば「見張り台」しかないと思っていました。この中で起きていることはシンプルなのですが、良い台詞が沢山あって、これは少し形を変えた映像というもので、多くの人々にこのストーリーを、ここで生きる人たちの発言や気持ちや状況等を伝えなくてはいけないんだという気持ちです。全力で前回の100倍くらい愛知県の皆さんに助けてもらいながら、「はい、OK!」とやりたいと思います!
竹中・山田両監督や脚本の倉持さんと共に、原作大橋裕之さんのお膝元愛知県にて『ゾッキ』というひとつの世界線を感覚共有しながら共作させて頂いた経緯が、今回功をそうするのではないかと勝手に思っています。
個人的には、最も地味で、最も愛おしいエピソードを新たに実写にさせて頂く予定です。
混沌とした今と言う時代にこそ、『ゾッキ』の持つ無限の可能性が、このプロジェクトで示せたら幸いです。
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