「ベルファスト」アカデミー賞ノミネート俳優2人が揃い踏み! 家族愛あふれる本編映像
2022年3月10日 09:00

ケネス・ブラナーが監督・製作・脚本を兼任し、自身の幼少期を投影した自伝的作品「ベルファスト」の本編映像の一部が披露された。第94回アカデミー賞の助演女優賞、助演男優賞にノミネートを果たしたジュディ・デンチとキアラン・ハインズが揃う場面を切り取っている。
舞台は、1969年の北アイルランド・ベルファスト。9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描く。第94回アカデミー賞では、作品賞、監督賞など7部門にノミネートしている。

披露されたのは、バディが学校帰りに祖父母宅へ寄り道し、クラスの好きな女の子とどうしたら仲良くなれるのか、かわいい相談を持ちかけるシーン。ふとした日常の愛おしい瞬間を切り取った一コマとなっており、愛する孫の両脇に座して楽しそうに会話する祖父母の姿が印象的だ。
デンチ演じる祖母のグラニーは、知恵にあふれ、家の主導権を握るたくましく快活な女性。バディの恋の相談に対しても「その子と一緒に宿題したら?」と的確な助言をする。そんなグラニーを演じたデンチは「撮影を終えた今でも最初からもう一度経験したいくらい、すばらしい時間だった。私も孫とは仲がいいから(バディとグラニー)2人の関係はよく分かる。ケネスはすばらしい男の子を見つけたわね。すばらしい少年よ。この先どんな役者になるか見届けなくちゃ」と撮影を振り返り、バディを演じたジュードを絶賛する。
一方、ハインズ演じる祖父のポップは、「女の心を掴むには~」と歌でバディを応援するチャーミングな姿が描かれている。ハインズはブラナー同様、ベルファスト出身ということもあり「この映画がきっかけで、私の心の中に眠っていた過去のことや子ども時代に関するさまざまなことが思い出された」と、自らの過去の記憶にも思いを巡らせたようだ。
ハインズは今回がキャリア初のオスカーノミネートとなり、デンチは8回目のノミネートに。現地時間3月27日発表のアカデミー賞の行方にも注目だ。
「ベルファスト」は3月25日から全国公開。
(C)2021 Focus Features, LLC.
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