長谷川博己×綾瀬はるか、「八重の桜」コンビが映画初共演! カナヅチの哲学者と水泳コーチの物語
2022年2月4日 07:00
![「舟を編む」渡辺謙作が監督と脚本を担う「はい、泳げません」](https://eiga.k-img.com/images/buzz/94720/a4cc29966f824ecc/640.jpg)
長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演を果たす「はい、泳げません」が、6月に公開されることが決定した。NHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦を演じて以来の共演となるふたり。長谷川はカナヅチの哲学者、綾瀬は彼に水泳を教えるコーチを演じる。
「花束みたいな恋をした」のリトルモアが製作、「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督と脚本を担い、ドラマ化された「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」で知られるノンフィクション作家・高橋秀実氏(※高は、はしごだかが正式表記)の同名著書を映画化。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」以降、初の主演作となる長谷川は、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、言い訳ばかりする堅物な哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)役を務める。綾瀬は、泳ぎを教えることには情熱的だが、それ以外は不器用な変わり者のコーチ・薄原静香(うすはらしずか)に扮した。
大学で哲学を教える雄司は、水に顔をつけることが怖く、全く泳ぐことができない。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきたがある日、ひょんなことから水泳教室に通うことに。雄司に強引に入会を勧めたコーチ・静香が教える教室で、にぎやかな主婦たちとともに水泳を習い始める。陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながら、それでも教室を続ける雄司。ある理由で水を恐れることになった雄司の、一進一退の日々が始まった。
![画像2](https://eiga.k-img.com/images/buzz/94720/2f847cff125feac5/640.jpg?1643694256)
長谷川は、綾瀬について「大河ドラマの八重の桜から7~8年ぶりの共演でしたが、滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、益々華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました」と語る。一方の綾瀬も、「長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました」と、久々の共演への喜びを明かした。
あわせて、イラスト版のティザーポスターもお披露目。「新潮文庫 Yonda?」に登場するパンダなどで知られる、及川賢治と竹内繭子によるイラストレーターユニット「100%ORANGE」がデザインを手がけた。生き生きとしたチャーミングなイラストが、本作の生命力溢れる魅力を巧みに表現している。
「はい、泳げません」は、6月から東京のTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。長谷川、綾瀬、渡辺監督のコメントは、以下の通り。
■撮影を終えた感想
役柄としてもこの作品に向き合うことにしても身体と思考をフル回転させて臨まなければならないものでしたが、最終的にその疲れは心地のよいものでした。渡辺監督とは創作過程でぶつかることもありましたが、この作品を作るにあたって必要なことだったのかもしれません。
「映画を作る」という行為は、様々な試練や衝突、そして自問自答を繰り返しながら作っていくものなのだと改めて実感した現場であり、それがどこかこの映画のテーマともつながって見えました。
この映画は水の中に潜む「記憶」と「再生」の物語だと思います。生きることと泳ぐこと、似ているようで似ていないこの二つの行為を通して人生の辛さや楽しさ、全てをひっくるめて素晴らしいと実感できるような、得も言われぬ感動がある作品になると思います。ぜひご期待ください。
できなかったことができるようになる。それで少し視界が広がったような、そんな出来事が皆様に訪れることを心から願ってます。そして、この映画をご覧頂いて、水泳でなくても、何かに挑戦してみようと思って頂けたら幸せです。
数年前、爆笑と共感にひたりながら、この原作を映画にするのは俺しかいない、と思いました。なぜなら私も泳げないから。
主人公は小鳥遊雄司。泳げない哲学者。この字面だけでジャスト長谷川博己! 小鳥遊はややこしい人間なのだが、長谷川さんもなかなかの……。それらもひっくるめて愛おしい! 主人公が持つ誠実さは私にはありません。間違いなく長谷川さんの天分です。小鳥遊に負けず劣らず風変わりなのがスイミングコーチの薄原静香。綾瀬はるかさんと初めて会ったとき、噂に違わぬ天然ぶりと端正なスタイルに、ここに静香コーチいるじゃん!
泳げない私にはよくわかる。泳げるようになりたい。その一歩を踏み出すのにどれだけの勇気がいるか。小鳥遊雄司に乾杯!
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