人生に敗れた不器用な大人たちのシェアハウス生活描く 玉山鉄二主演「今はちょっと、ついてないだけ」公開日&ポスター決定 主題歌はAge Factory
2022年2月1日 13:00
「四十九日のレシピ」の伊吹有喜氏の同名小説を、玉山鉄二主演、柴山健次監督が映画化する「今はちょっと、ついてないだけ」の公開日が4月8日に決定。主題歌はAge Factoryの「First day song」、ポスタービジュアルもお披露目された。
「カフーを待ちわびて」以来13年ぶりの映画主演となる玉山がかつてはスター・カメラマンだった寡黙な主人公を演じ、シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人達の輝きを見つめるヒューマンドラマ。シェアハウスの仲間達に音尾琢真、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)、ほか高橋和也らが顔を揃える。
主題歌を担当するAge Factory(エイジファクトリー)は、奈良発3人組ロックバンド。「First day song」は同バンド初の書下ろし曲となる。ボーカル、ギターの清水英介は「原作を読んでとても澄んだ空を見たくなりこの曲を書きました。誰かの大切な瞬間に贈ります。初めて題材のある曲を書きました。とても好きな曲が出来て嬉しく思います。ありがとう」とコメントを寄せている。
かつては秘境を旅する名カメラマンとして脚光を浴びた立花浩樹だったが、バブル崩壊ですべてを失い、事務所の社長に背負わされた借金を返すためだけに15年間生きてきた。すべてをあきらめて必死に働き、借金を完済した立花は40代になっていた。ある日、母親の友人から写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、撮影を通して、忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと、上京した立花はシェアハウスでの生活をスタートさせる。そこに暮らしていたのは、立花と同じように人生に敗れた者たちだった。
なお、本作は2月11日から開催される「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」内で実施する「映画のつくり手」に贈る映画賞「映画のまち調布賞」授賞式にて、監督&出演者によるトークイベント付きで世界最速の先行上映(2月26日)が行われる。詳細は公式HPで告知する(https://chofucinemafestival.com/)。