森田剛、有村架純のビンタは「重たいやつ」 “本気”の演技に感謝しきり
2022年1月29日 13:00

有村架純が1月29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演作「前科者」の公開記念舞台挨拶に共演する森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、メガホンをとった岸善幸監督とともに出席した。劇中で森田をビンタするシーンを「とにかく気持ちをこめないと、痛いだけになってしまうので、とにかく本気で。『やるぞ』と心に決めていた」と振り返り、ビンタされた森田は「重いやつでしたね」とポツリ。「もう一度生きてみようと思う重要なシーンになった」と有村の“本気”に感謝しきりだった。
「ビッグコミックオリジナル」(小学館刊)で2018年1月から連載が始まった原作漫画(作・香川まさひと氏、作画・月島冬二氏)を、連続ドラマ&映画化し、1月28日に全国135スクリーンで封切り。有村と森田は初共演を果たし、罪を犯した“前科者”たちの更生と社会復帰をサポートする保護司と、その観察対象となる元犯罪者をそれぞれ熱演した。

難役に挑んだ有村は「あらゆるメッセージが詰まった作品で、一概に『これ』と言えない作品」と語り、「共感してもらえる、してもらえないじゃなく、皆さんがどう感じてくださるかが大切。それぞれの考え方によって、この先、人と関わるときに、新しい世界が広がってくれたら」と客席にメッセージ。「見返りを求めず、誰かのために笑えたり、怒ったりできるのはすばらしいこと。わたし自身も(役柄のように)誰かに手を差し伸べ、寄り添うことができれば」と話していた。

一方、順調に更生しながら突然姿を消し、連続殺人事件の容疑者として追われる身となる男を演じた森田は「自分の中にずっと役が残っている感じ」と強い思い入れ。「いいセリフ、いい言葉がたくさんあるので、たくさんの人に届いてほしい」と期待を寄せた。


本作は有村と森田が食事をするシーンも重要な要素になっており、「物理的に何テイクも撮りますもんね。その分は食べないといけない。森田さんはラーメンをたんまり食べた後、牛丼も食べないといけない日があった」(有村)、「なかったことにして、食べました(笑)。監督が『いい』って言うまでは食べないと」(森田)と苦笑い。ふたりの告白に、岸監督は「おふたりにはたっぷり食べていただいた。最後はムッとしていましたね」と恐縮しきり。とっさに有村は「とんでもないです」と返答していた。

フォトギャラリー
関連ニュース
「てっぺんの向こうにあなたがいる」あらすじ・概要・評論まとめ ~日本が生んだ世界的な登山家・田部井淳子の素顔を温かい視線で描く~【おすすめの注目映画】
2025年10月30日 08:30
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ